プリンターの処分方法

家にある不用なプリンターを処分するのが面倒でそのまま放置してしまっている人も多いのではないでしょうか。
プリンターの処分方法は様々で、方法によって処分にかかる費用や期間も異なります。
そこでこの記事では、すでに壊れているプリンター、まだ使えるプリンターそれぞれの処分方法や処分する際の注意点について解説します。

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1.壊れたプリンターの処分方法

この項ではまず、すでに壊れているプリンターの処分方法や費用について解説していきます。

1-1.自治体の粗大ごみに出す方法と費用

プリンターは各自治体の粗大ごみに出して処分することができます。
それでは、粗大ごみの申し込み方法や費用などを確認していきましょう。

1-1-1.粗大ごみの出し方・申し込み方法

プリンターを粗大ごみとして出したい場合は、各地方自治体の粗大ごみ回収センターに電話もしくはWeb経由で申し込みを行います。
この際に回収してほしい品目・個数を伝え、回収希望日・回収場所を決めます。
申し込みから回収までかかる期間はだいたい2週間程度が目安です。
しかし、引っ越しが多くなる3月〜4月頃などは、粗大ごみの申し込みも多く、回収まで1ヶ月以上かかることもあるため、できるだけ早く申し込むのが良いでしょう。
申し込み時には、回収料金と受付番号が伝えられるので、これをメモします。
そしてコンビニやスーパーなどで、必要な金額分の有料粗大ごみ回収券を購入し、プリンターのわかりやすい場所に貼り付けておきましょう。
あとは回収場所にプリンターを置いておけば回収してもらえます。
これまで粗大ごみとしてプリンターを回収してもらう際の大まかな流れを紹介しましたが、自治体によって多少手続き方法に差があります。
したがって、各自治体の粗大ごみの回収方法を確認したうえで回収を依頼してください。

1-1-2.粗大ごみの処分料金

粗大ごみの回収料金は自治体によって異なります。
回収料金の目安として、東京都目黒区のプリンターの回収料金を記載するので、粗大ごみとしてプリンターを廃棄する際の参考にしてください。
東京都目黒区のプリンターの回収料金
・インクジェットプリンター…300円
・レーザー式プリンター…1,000円

1-1-3.持ち込みでの捨て方

粗大ごみの回収に申し込みたいけれども、急な引っ越しなどで時間がなく、回収日まで時間が空いてしまうなどといったこともあるでしょう。
そんな場合、自分で各自治体の処理施設に持ち込んで処分してもらうこともできます。
持ち込みを希望する際は、自治体の処理施設に直接電話をかけ、プリンターを持ち込む日時を決めます。
後は処理施設で直接処分にかかる費用を支払い、回収してもらうだけです。
持ち込みの場合の料金は自宅などに来て回収してもらう際の料金の半額もしくは、持ち込んだ不用品の重さで料金を決めるシステムであることが多いです。
自治体によって持ち込みの際の料金システムも異なるので、事前に確認しておきましょう。

1-1-4.小型家電リサイクル法について

プリンターや携帯電話などの小型家電には金やレアメタルなどたくさんの有用な金属が使われています。
これらは再利用が可能です。
そのため、悪質な不用品回収業者が回収した小型家電から金属を取って、海外で販売するというケースも存在します。
小型家電には有用な金属だけでなく、鉛など害のある金属も含まれており、売れない金属などは不法投棄されているのが問題となっていました。
また、国内で採れる金属には限りがあります。
そこで小型家電に含まれている金属を再利用し、再利用できない金属などは正しい方法で処理する目的で制定されたのが小型家電リサイクル法です。

1-1-5.小型家電の捨て方

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機の家電4品目は必ず家電リサイクル法に則った方法で処分が決められており、ルールは全国で統一されています。
それに対して小型家電リサイクル法が適用される家電に関するルールは自治体によって異なります。
そのため、小型家電に分類されるものはすべて資源ごみの日に回収する自治体もあれば、一部の小型家電のみを回収の対象としており、一変が30cm以上のものは粗大ごみとして扱う自治体もあります。
したがって、プリンターを粗大ごみとして処分したい際は、自治体の小型家電の処分方法や、粗大ごみとして出せるかどうかを確認したうえで適切な方法で処分してください。
ちなみ小型家電の回収方法は大きく分けると、家電量販店などに回収ボックスを設置する方法、資源ごみの日にゴミステーションで一般ごみと同じように回収する方法、不燃ごみの日に出して業者が選別する方法、イベント時に回収する方法の4つがあります。
また、小型家電の回収品目は、家電4品目以外の大体の家電が対象となっていることが多いですが、これに関しても自治体によって異なるので、プリンターが自分が住んでいる地域の回収品目に入っているか確認してください。

1-2.家電量販店でプリンターを処分してもらう

家電量販店でも壊れたプリンターを引き取るサービスを行っています。
お店によってサービス内容や料金が異なるので、大手5店舗の引取サービスの内容を確認しましょう。

1-2-1.ケーズデンキのプリンター処分方法

ケーズデンキでは小型家電リサイクル法に則り、小型家電を引き取り、適切な処分ができる業者に引き渡して処分するサービスを行っています。
基本的には持ち込みで、回収料金は1,100円です。
万が一自宅まで引き取りに来てほしい場合は1,100円のほかに出張料金が発生します。
出張料金はお店からの距離などによって変動するので、申し込み時に確認してください。
店舗で引き取ってもらう場合は特に予約は必要なく、都合の良いときにお店にプリンターを持っていくだけで処分してもらえます。
出張引き取りを希望する場合は、店舗に連絡を入れ、出張引き取りを希望する旨を伝え、日時を調整して回収してもらいましょう。
ただし、店舗によっては出張引き取りに対応していないこともあるので注意が必要です。

1-2-2.ビックカメラのプリンター処分方法

ビックカメラでは、5,000円以上の商品を購入した際に、無料で同一品目を引き取るサービスを行っています。
申し込み方法は店頭で郵送の申し込みを行い、その際にプリンターを引き取ってほしい旨を伝えるだけです。
そうすると、新しいプリンターが届くときに一緒に古いプリンターを引き取ってくれます。

1-2-3.ヨドバシカメラのプリンター処分方法

ヨドバシカメラでは店舗もしくはテレフォンショッピングで商品を購入したときに、壊れたプリンターを引き取ってもらえます。
引き取り条件は3辺が合わせて150cm以内のものであること、かつ20kg以内のものであることです。
店頭引き取りもしくは出張引き取りを行っており、店頭の場合は1,100円、出張の際は3,300円が必要となります。
ちなみに、このサービスを利用する際は特に予約は必要ありません。
また、ヨドバシカメラでは、3辺の合計が160cm以内かつ30kg以内ならいくらでも詰め放題の宅配便リサイクルサービスも行っています。
料金は1,950円で、ヨドバシカメラのインターネットショッピングにてチケットを購入し、あとは回収日を指定して玄関先に置いて回収してもらうだけです。
そのため、プリンター以外にも回収してほしい小型家電があり、宅配便リサイクルの条件のサイズ・重さに収まるならこちらのサービスを利用すると良いでしょう。

1-2-4.エディオンのプリンター処分方法

エディオンでは、店頭にてプリンターの引き取りを行っています。
引き取りの対象となるのは、3辺の和が120cm以内かつ重さが10kg以内のもので、回収料金は550円です。
ただし、フランチャイズ店舗では引き取りサービスを行っていないので注意しましょう。

1-2-5.ヤマダ電機のプリンター処分方法

ヤマダ電機では店頭持ち込みでのプリンター回収を行っています。
料金は1,000円で、特に予約は必要なく、自分の都合の良い時間に店舗へプリンターを持ち込むだけです。
ちなみに出張引き取りも行っていますが、要相談なので事前に近くのヤマダ電機に問い合わせ、対応しているかどうか、料金はいくらになるかなど確認してください。

1-3.不用品回収業者に依頼する

壊れているプリンター以外にも回収してほしいものがたくさんあるなどといった場合は、不用品回収業者を利用するのも良いでしょう。
それでは、不用品回収業者に依頼する際の回収料金の相場や、依頼方法などを確認していきましょう。

1-3-1.不用品回収業者のメリット

不用品回収業者に依頼する場合は、電話やインターネットで連絡を取り、回収日時と回収料金を確認して、正式に申し込む流れとなります。
あとは指定した日時に業者が家まで引き取りに来てくれます。
申し込みから引き取りまでの期間は大体3日〜1週間程度と考えておくと良いでしょう。
急いでいる場合、業者の手が空いていれば申し込み当日に回収してもらえることもあります。
ただ、粗大ごみ同様、引っ越しシーズンは特に利用申し込みが多くなりやすく、回収までに時間がかかることもあり、回収希望日が1週間以上先だとしても、なるべく早めに申し込みを済ませましょう。
不用品回収業者に依頼するメリットとして大きいのは、自宅まで引き取りに来てくれる点です。
プリンターは大きくて重いものも多く、一人暮らしだったり女性だったりすると、外へ持ち出すのも大変でしょう。
そこで不用品回収なら、外に出す作業も業者が行ってくれます。
そのため、特にプリンター以外にも引き取ってもらいたい大型の不用品がある場合は便利です。

1-3-2.不用品回収業者のデメリット

不用品回収業者にはメリットだけでなくデメリットもあります。
プリンター以外にも回収してほしいものがある場合は粗大ごみ回収を利用するよりも安く抑えられる可能性が高いですが、プリンターのみの回収となると料金が割高になってしまいます。
また、業者によってサービスの質の差が大きく、悪質な業者を利用してしまうと、相場よりも遥かに高い料金を請求されたり、作業が雑で壁や床に傷を付けられたりする可能性もあります。
そのため、不用品回収業者に依頼するにあたっては事前に自分で情報収集を行い、評判の良い業者に依頼しましょう。

1-3-3.不用品回収業者の処分料金

不用品回収業者では単品回収とプリンター以外にも、不用品をトラックに載せられるだけ載せる積み放題プランが用意されていることが多いです。
それぞれの料金相場を確認し、依頼する業者が適切な料金で運営されている業者かどうか見極める参考にしてください。

プリンターの単品回収の相場
・インクジェットプリンター…500円〜1,500円
・レーザー式プリンター…3,000円〜6,000円

積み放題の料金相場
・軽トラック…15,000円
・1.5tトラック…30,000円
・2tトラック…50,000円
・4tトラック…80,000円

2.使用できるプリンターの処分方法

まだ使えるプリンターは、売ってお金にすることもできます。
リサイクルショップへ売るケースと、ヤフオク・フリマで売るケースの2つのケースの処分方法を見ていきましょう。

2-1.リサイクルショップで買取してもらう

リサイクルショップでは使えるものであれば大半の機種を買い取り対象としていることが多いです。
買取料金の相場は3,000円〜10,000円程度が相場でしょう。
発売して間もない機種や、高性能の機種だと相場より高い金額で買い取ってもらえることもあります。
また、国産メーカーの需要が高く、こちらも高値で買い取ってもらえる可能性があり、少しでも高値で売りたいなら、複数のリサイクルショップに見積もりを依頼して、最も高値で買い取ってくれるショップで売りましょう。

2-2.ヤフオク・フリマなどで販売する

特に高性能だったり、ほぼ新品だったりする場合、リサイクルショップだと買い叩かれてしまうケースも少なくありません。
そこで少しでも高くプリンターを売りたいと考えているなら、ヤフオクやフリマで売るのも一つの手です。
この場合は、自分でプリンターの状態がわかる写真を撮影し、サイトに出品して購入者が現れるのを待ちます。
ヤフオクはオークション形式なので、最も高値で入札した人が購入者となります。
オークションの場合、自分の中で「この金額で売れれば良い」というラインがあるのなら、即決価格を決めておくとスムーズに落札者が決まる可能性が高くなるでしょう。
それに対してフリマアプリで出品した際は、自分が希望する金額を入力し、購入者はその指定された金額で購入することとなります。
フリマアプリだと値下げ交渉が行われることが多いので、これを見越して少し高めに値段を設定しておくのがおすすめです。
そして購入者が決まったら、購入者と連絡を取り、自分で梱包・発送を行います。

3.プリンターの処分時の注意点

プリンターを処分する際には2つ注意点があります。
注意点を把握し、安全にプリンターを処分しましょう。

3-1.プリンターのデータ消去について

現代のプリンターにはHDDが搭載されているものも多いです。
そこで、まだ使えるプリンターをデータが残っているまま、リサイクルショップなどに売りに出してしまうと、残っていたデータを悪用されてしまうことがあります。
例えば運転免許証など公的書類のコピーに自宅のプリンターを利用していた場合、それが犯罪に使用されてしまうという可能性も考えられるでしょう。
したがって、まだ使えるプリンターを処分する際は必ずデータの消去を行う必要があります。
データ削除の方法はメーカーによって異なり、ここではエプソン・キャノンの2つのメーカーの削除方法を紹介します。

3-1-1.エプソンのデータ消去方法

エプソンのプリンターでデータ削除を行う場合は、まずホーム画面の「セットアップ」に移動します。
そこから、「その他」→「データ削除」→「ユーザーデータ全削除」へ移動します。
そして、「本当に削除しますか?」と確認が出るので、「削除する」をタッチして、「データ削除が完了しました」と表示が出たら削除完了です。

3-1-2.キャノンのデータ消去方法

キャノンの場合は、まずメニューにある「設定・登録」から、「管理設定」→「データ管理」→「全データ/設定の初期化」へ移動します。
すると確認が出るので、「はい」を選択し、初期化が終わるのを待ちましょう。
場合によっては30分以上かかることもあり、焦らず気長に待つことが大切です。
ちなみにこの際は本体の操作ができません。
初期化が終わると、完了した旨が表示されるので、主電源を切りましょう。

3-2.プリンターのインク処分方法

プリンターのインクは一般ごみとして処分できません。
そのため、不用品回収業者を利用する場合は、インクも一緒に引き取ってもらうのがおすすめです。
また、家電量販店などに使い終わったインクを引き取る回収ボックスが設置されています。
したがって、家電量販店などに訪れた際に、インクをボックスに入れて処分しましょう。

プリンターは正しい方法で処分しよう!

プリンターは一般ごみとして出すことができないものであり、処分方法も様々です。
方法によって回収方法や料金が異なるので、自分にはどれが合っているか比較したうえで、適切な方法でプリンターを処分しましょう。
また、プリンターには顔写真や身分証明書など個人情報のデータが残っていることも多いです。
したがって、処分する前にデータの削除も忘れずに行ってください。

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エコノバは、社会的にも地球規模的にも重要な問題となっているゴミや資源に関わる課題解決策を創り出したいという想いからスタートしました。

不用品のおかたづけは非常に手間がかかることに加えて自治体によって対処ルールも異なるため個人では困難な作業となります。

正しい知識を持たないまま対処してしまったがために不法投棄や非分別などの社会問題を引き起こしてしまうこともあります。

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