扇風機の処分方法

暑い夏に大活躍の扇風機ですが、長く使用していて壊れてしまったり、エアコンを設置したことで不要になったりと扇風機の処分を検討する人も少なくありません。
しかし、いざ処分しようと思っても、どのような方法で処分した良いのかよく分からないという人もいることでしょう。
この記事では扇風機の処分方法について詳しくご紹介していきます。
正しい知識を身に付け、賢く扇風機を処分しましょう。

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1.扇風機の捨て方

扇風機の処分方法は大きく分けて、自治体の粗大ごみに出す方法と家電量販店に依頼する方法、そして不用品回収業者に依頼する方法があります。
処分にかかる費用は200円~5、000円と、処分方法によって大きな差があります。
また、処分までにかかる時間や手間なども異なるため、自身の希望に沿った処分方法を選ぶと良いでしょう。
ここでは、それぞれの方法について詳しく見ていきます。

1-1.自治体の粗大ごみに出す方法と費用

ここでは、各自治体の粗大ごみに出して処分する方法や処分までにかかる期間、費用などについてご紹介します。

1-1-1.粗大ごみの出し方・申し込み方法

扇風機はほとんどの地域で「粗大ごみ」として扱われ、有料で処分することになります。
ただし、地域によっては指定のゴミ袋に入るような小型の扇風機であれば「不燃ごみ」として無料で処分してくれるところもあります。
まずはお住まいの地域のごみの分別・ルールについて確認してみましょう。

扇風機を「粗大ごみ」として扱う地域での処分手順
まずは、電話またはインターネットで粗大ごみ受付センターへ事前予約を入れます。
決められた収集日の7~10日前までに申し込みましょう。
電話の場合はだいたい月曜~金曜の午前9時~午後5時までで(土曜日・日曜日・年末年始を除く)祝日も受付しているところも多くあります。
次に、粗大ごみ処理手数料券(シール)をコンビニ・スーパーなど取扱店で購入します。
シールに氏名または受付番号を記入して、粗大ごみの見やすい場所に貼りましょう。
収集日当日の朝、指定された場所へ粗大ごみを出します。

各自治体で申し込み方法や収集日等は多少異なります。
あらかじめ収集日の決まっている地域と予約の際に指定される地域がありますから申し込みの際に確認しましょう。
予約から粗大ごみの収集までは、1週間~最大で1ヶ月近くかかってしまうこともあります。

1-1-2.粗大ごみの処分料金

扇風機を粗大ごみとして処分する際、 粗大ごみ処理手数料券(シール)を購入する必要がありますが、手数料は地域によって異なるものの、だいたい200~400円程度です。
主要地域では新宿区は400円、横浜市は200円、名古屋市は250円、大阪市は200円、福岡市は300円です。
お住まいの市区町村のホームページ上に記載がありますので一度確認してみると良いでしょう。

1-1-3.持ち込みでの捨て方

自治体にごみを処分するための清掃工場やごみ処理施設が設置されており、そこへ直接ごみを持ち込んで(自己搬入)処分することも可能です。
ただし、一部の地域では持ち込み不可であったり、可燃ごみと不燃ごみなどごみの種類によって持って行く施設が異なる場合があるので、あらかじめ確認しておく必要があります。

扇風機(粗大ごみ)を持ち込みで処分する手順
まず、粗大ごみの持ち込みが可能な処理施設と受付時間を調べます。
受付時間内に粗大ごみを持ち込み、所定の用紙に住所、氏名、電話番号等の必要事項を記入し提出します。
受付時に身分証明書が必要な場合がありますので、忘れずに持参しましょう。
手数料を支払い、所定の場所にて粗大ごみを処分します。

持ち込みでの粗大ごみの処分にかかる料金は自治体によって異なり、10kgごとに100円や戸別収集の40%の金額、重さ100kgまでは無料など様々です。
しかし、戸別収集に比べて安い料金で処分することが可能です。

1-1-4.扇風機は小型家電に分類される

粗大ごみとして処分されることが一般的な扇風機ですが、扇風機は小型家電の再資源化を促進する制度である「小型家電リサイクル法」の対象品目に含まれている家電の1つで、小型家電として分類されています。
そもそも、この小型家電とは家電リサイクル法の対象となるテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機・乾燥機の4品目を除く、ほぼ全ての電気や電池で動く製品のことを言います。
自治体によっては、この小型家電の拠点回収があり、指定された日にごみステーションに出しておくだけで回収してくれるところもあるため、費用をかけずに処分することができます。
ただし、拠点回収を設けていても、回収容器に入らないサイズ(※岡崎市の場合は一辺80センチメートル)は回収できないことがあるので注意が必要です。

1-1-5.燃えるゴミに出すことができないので注意

一部の地域では、プラスチック製の扇風機の羽は外して燃えるゴミとして出すことが可能なこともあるようですが、扇風機そのままの状態では燃えるゴミとして出すことができないので注意しましょう。
また、基本的にプラスチック製の羽以外の部分は「粗大ごみ」または「不燃ごみ」として扱います。

1-1-6.小型家電リサイクル法について

扇風機は小型家電に分類されると前述しましたが、ここでは「小型家電リサイクル法」について少し解説していきます。
この「小型家電リサイクル法」とは通称であり、正式には「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律」と言い、2013年4月1日に施行されました。
使用済みの携帯電話をはじめとした小型家電には、鉄、銅、アルミ、貴金属、レアメタルなどの有用な金属が含まれていて、日本ではそれらを集めると年間約844億円分相当の金額になると言われています。
有用な金属の含まれるごみの山は都市鉱山と呼ばれ、その都市鉱山や各家庭に眠る金属資源をいかに効率よく回収し、国内の電気産業や自動車産業で再利用していくかが課題となっています。
「小型家電リサイクル法」は不要になった小型家電をごみとしてそのまま処分するのではなく、大切な資源としてリサイクルを進め、廃棄物の適正な処理を行っていくことを目的としています。

1-2.家電量販店で扇風機を引き取り処分してもらう

ここでは、大手家電量販店で扇風機を引き取り処分してもらう方法と引き取りにかかる金額や条件についてご紹介していきます。

1-2-1.ケーズデンキで扇風機を引き取り処分方法

ケーズデンキで扇風機を処分してもらうには、直接最寄りの店舗へ持っていく方法と自宅へ来て引き取ってもらう方法、そして、新しい家電製品(テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機)を購入したタイミングで製品の配送時に引き取ってもらう方法があります。

直接店舗へ持って行く場合
最寄りのケーズデンキに扇風機を持って行き、サービスカウンターで引き取り手続きをして料金を支払います。
ケーズデンキでの扇風機の引き取りにかかるリサイクル料金は550円(税込)です。

自宅で引き取ってもらう方法
最寄りのケーズデンキ店舗へ電話し、扇風機の引き取りを依頼します。
日時と時間を決め、当日にリサイクル料金550円(税込)と出張料金(3,300円(税込)~)を支払います。

購入した製品の配達時に引き取ってもらう方法
テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機等の製品購入時に、扇風機の引き取り依頼をします。
製品の配達当日に引き取ってもらい、リサイクル料金550円(税込)を支払います。

ケーズデンキの家電リサイクルは家庭用電気製品が対象であり、業務用や電気・電池を使用しない家具類は引き取ってもらうことができないので注意しましょう。

1-2-2.ビックカメラで扇風機を引き取り処分方法

ビックカメラでは、不用になったパソコンや小型家電を既定サイズのダンボールにまとめて入れて、希望する日時に配送業者に引き取ってもらうことのできる「パソコン・小型家電のリサイクル」を行っています。
箱に収まれば何点でも同一料金で利用できますが、ダンボールのサイズは梱包状態で「3辺160cm・30キロ以内」と定められているため、扇風機の場合は小型のものでないと入れることができません。
小型の扇風機の他に、不用になったビデオカメラやパソコン等があれば、一度に処分することができます。

「パソコン・小型家電のリサイクル」の利用方法
ビックカメラのホームページ上、または店頭にて「パソコン・小型家電のリサイクル」の利用券を購入します。
利用券は1箱1,958円(税込)です。
利用券に記載されたホームページ・電話番号で回収日時等の手続きを行います。
自身で既定サイズ内のダンボールを用意して、小型家電等を詰めます。
最短翌日以降に、配送業者が回収に来ます。

ビックカメラの「パソコン・小型家電のリサイクル」では、メーカーカタログにテレビと記載されているモニター、灯油・石油を使用するストーブ、業務用で使用されていたものは回収できないので注意しましょう。

1-2-3.ヨドバシカメラで扇風機を引き取り処分方法

ヨドバシカメラで扇風機を処分してもらうには、ケーズデンキと同じく直接最寄りの店舗へ持っていく方法と自宅へ来て引き取ってもらう方法、そして、新しい家電製品(テレビやエアコン等)を購入したタイミングで、製品の配送時に引き取ってもらう方法があります。

直接店舗へ持って行く場合
最寄りのヨドバシカメラに扇風機を持って行き、店内レジで引き取り手続きをして料金を支払います。
ヨドバシカメラでの扇風機の回収料金は550円(税込)です。

自宅で引き取ってもらう方法
ヨドバシカメラのコールセンターへ電話し、扇風機の引き取りを依頼します。
日時と時間を決め、引き取り当日に扇風機の回収料金550円(税込)と出張料金2,200円を支払います。

購入した製品の配達時に引き取ってもらう方法
テレビやエアコン等の製品購入時に、扇風機の引き取り依頼をします。
製品の配達当日に引き取ってもらい、回収料金550円(税込)を支払います。

ヨドバシカメラの小型家電リサイクル回収では、扇風機は回収料金550円に区分されていますが、3辺の合計サイズ100cm以下・重量10kg以下の既定があり、このサイズ・重量を超える場合にはそれに応じた料金がかかるので注意しましょう。

1-2-4.エディオンで扇風機を引き取り処分方法

エディオンでは、フランチャイズ店を除く各店舗で小型家電リサイクルの受付・回収を行っています。
小型家電リサイクルの対象店舗は公式ホームページ上で確認することができます。
Web申し込みや訪問回収には対応していません。

エディオンでの扇風機の引き取り処分方法
最寄りの小型家電リサイクル対象店舗に扇風機を持って行き、店内レジで引き取り手続きをして料金を支払います。
エディオンでの扇風機の回収料金は550円(税込)です。

エディオンで回収できる小型家電は3辺の合計サイズ120cm以下・重量10kg以下、取り外し工事不要で使用できるもの、1人で持ち運びできるものです。

1-2-5.ヤマダ電機で扇風機を引き取り処分方法

ヤマダ電機で扇風機を処分してもらうには、直接最寄りの店舗へ持っていく方法と自宅へ来て引き取ってもらう方法、そして不用な小型家電等をまとめて1つの箱に詰めて、一括回収してもらう方法があります。

直接店舗へ持って行く場合
最寄りのヤマダ電機に扇風機を持って行き、店内レジで引き取り手続きをして料金を支払います。
ヤマダ電機での扇風機の回収料金は1,000円(税別)です。

自宅で引き取ってもらう方法
最寄りのヤマダ電機へ問い合わせ、扇風機の引き取りを依頼します。
日時と時間を決め、引き取り当日に扇風機の回収料金を支払います。(訪問回収の場合は別途料金がかかります)

ダンボール箱に詰めて一括回収
ビックカメラのように、ヤマダ電機既定サイズのダンボールに小型家電をまとめて入れて、一括回収してもらうことができます。
料金は1箱1,500円(税別)です。

1-3.不用品回収業者に依頼する

扇風機の処分は、不用品回収の専門業者に依頼する方法もあります。
ここからは、不用品回収業者での処分方法や費用、メリット・デメリットについてもご紹介していきます。

1-3-1.不用品回収業者のメリット

不用品回収業者での処分方法
インターネット等で不用品回収業者を調べ、電話やメールで連絡します。
扇風機を回収してもらいたい旨を伝え、見積りを出してもらいます。
指定された日時に扇風機を引き取ってもらい、料金を支払います。

不用品回収業者を利用するメリットは決められた日時に処分するのではなく、自身の希望する日時に引き取ってもらえることです。
タイミングが合えば、連絡したその日に引き取ってもらうことも可能です。
また、自宅まで取りに来てくれるため、店舗に持ち込むといった手間が省けることもメリットです。

1-3-2.不用品回収業者のデメリット

不用品回収業者のデメリットは、自治体の粗大ごみに出す方法よりも処分にお金がかかることです。
また、たくさんある不用品回収業者の中には事前に説明がなかった料金を請求するような悪徳業者もいるため、業者選びには注意が必要です。

1-3-3.不用品回収業者の処分料金

料金は業者によってバラつきがあるものの、2,000円~5,000円が相場です。
また、搬出作業費や車両費、出張費といった料金が全て込みで、一定量の荷物を定額料金で処分できる定額パックプランを提供している業者もあります。

1-4.扇風機の買取について

まだ壊れていない扇風機の場合は多少キズや汚れがあっても、正常に稼働するものであればリサイクルショップまたは買取店に査定を依頼すれば、買い取ってもらえることがあります。
処分前に一度、扇風機の状態を確認してみると良いでしょう。

1-4-1.壊れた扇風機は買取できるのか

パーツが壊れていたり、正常に稼働しないような不具合のある扇風機は中古でも売れないため、買い取ってもらえない可能性が高くなります。
一度試しに査定を依頼するか、諦めて処分を検討しましょう。

1-4-2.扇風機の買取対象になるもの

まだ使える扇風機の中でも、買取対象になるものと対象外になってしまうものがあります。
買取対象になる扇風機の特徴は、
・新製品や人気のある機種
・新品・未開封、未使用に近い状態の扇風機
・発売後5年以内のもの
です。
扇風機は長く使い続けることのできる家電製品ですが、発売から5年以上経過した製品では値段がつきにくくなってしまいます。

1-4-3.扇風機の買取相場

扇風機はパナソニックやシャープ、三菱電機、東芝、ダイソンといった有名メーカーのものであれば、高価買取が期待できます。
これらのメーカーの最新モデルでは、状態が良ければ定価の2分の1以上の価格で買い取ってもらえることもあります。
反対に、知名度の高くないメーカーのものだと、年式が新しくても定価の4分の1以下の価格になってしまうことは珍しくありません。

扇風機をすぐに処分したいなら不用品回収業者がおすすめ

ここでは扇風機の処分方法についてご紹介してきましたが、何かと手間のかかる処分方法よりも手っ取り早く処分したい!という人には不用品回収業者への依頼をおすすめします。
自治体での処分に比べ費用はかかるものの、自分で荷物を運ぶ必要もなく、最短即日で対応してもらえます。
扇風機以外にも不用な家電が自宅に眠っているという人は、まとめて不用品回収業者に処分を依頼してみてはいかがでしょうか。

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不用品のおかたづけは非常に手間がかかることに加えて自治体によって対処ルールも異なるため個人では困難な作業となります。

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