不用品・粗大ごみを持ち込みで処分するには?

部屋の整理や引っ越しの際には、壊れて使い物にならなくなった家電や、もう遊ばなくなって久しいゲーム機、場所を専有するだけの存在になった家具などといった、粗大ごみや不用品が大量に発生します。
こうした不用品や粗大ごみを処分する方法として、ごみ処理場や不用品回収業者に持ち込む方法があります。
今回は、ごみ処理場と不用品回収業者のどちらに持ち込めばよいか、それぞれのメリットとデメリットも合わせて説明します。

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1.不用品・粗大ごみを持ち込みで処分する方法

粗大ごみや不用品を処分する方法はいくつかありますが、今回説明するのは、粗大ごみや不用品をごみ処理施設や不用品回収業者に持ち込んで処分して貰う方法です。
この方法は、ごみを運搬できる車両を持っている場合特におすすめの方法です。
大まかな流れとしては、車に粗大ごみや不用品を積み込み、ごみ処理施設や不用品回収業者の元へ直接運搬して、引き取ってもらいます。


自治体のごみ処理施設や不用品回収業者に来てもらって回収する方法との違いは、回収してもらう際に発生する手数料が発生せず、処理の費用のみを負担する点が最大の違いです。


ごみ処理の費用だけであることから、費用を安く抑えることができます。
また、回収に出向いてもらう場合は、処理施設や不用品回収業者の車両の空き具合などにも左右されるためスケジュールを調整する手間もありますが、自分で持ち込む場合は希望するタイミングで持ち込みに行けばよいため、スケジュールの調整も容易です。


ただし、持ち込みによる処分は、先述したように、ごみを運搬できる車両を用意できる場合に限られます。


また、粗大ごみを家から運び出してトラックに積み込む場合、物の大きさ重さによりますが人手も必要になる場合がございます。
その他、自治体のごみ処理施設に持ち込む場合は、各自治体が定めるルールに従う必要があるため、事前にお住まいの役所へ確認を行うと良いでしょう。


1-1.粗大ごみを処理施設に持ち込みする

ごみを持ち込んで処理する際の持ち込み先のひとつが、自治体が運営しているか、自治体と提携しているごみ処理施設です。
ごみ処理施設への持ち込みを利用する際には、いくつかの手続きを行う必要があります。
自治体によって異なる部分もありますが、手続きの流れの大枠は共通しています。
以下、手続きの流れについて説明します。


まず、事前にごみ処理施設に予約を入れます。
予約の方法は電話での申込みとインターネットの専用フォームやメール等での申込みに大別されます。


電話での申込みであれば、その場で以降の手続きや不明点に関する問い合わせも行えますが、受付時間が決められています。
多くの自治体は平日の日中を受付時間としており、土日祝日や平日の夜間は対応していません。
仕事が忙しい等の理由で時間が取れない場合は、インターネットでの申込みが確実です。
また、必ず前日までに予約を済ませるようにしましょう。
当日予約は受け付けていないケースが大半です。


申込みの際には、氏名、住所、電話番号と、ごみの種別と量、家庭ごみか事業ごみのいずれかなどの情報をまとめておきます。
申込みを行う中で直接伝えるケースもあれば、持ち込み時に別途施設側に提出する場合もありますが、いずれにせよ、必要な情報は予め把握しておくと良いでしょう。
また、自治体や処理施設によっては、持ち込めるごみの種類や量に制限が設けられていたり、ごみの搬入におけるルールが定められている場合があります。
こうしたルールは自治体や処理施設によって異なるため、事前にホームページで確認したり、電話での申込みの際に問い合わせることを推奨します。


予約当日に、トラック等を利用して、ごみ処理施設に運搬します。
自分で所有しているトラックを利用したり、レンタカーでトラックを借りるなどして運搬すると良いでしょう。
重要なのは、持ち込みという形である以上、運搬手段を自前で用意することです。
ごみ処理施設に到着したら、ごみを施設に搬入します。
その後、搬入量や搬入したごみの種類などに応じて、料金を支払います。
ここまでが、持ち込みによるごみ処理の一連の流れとなります。


1-1-1.処理施設のゴミ処分は有料?無料?

処理施設でごみの処分を行う場合、基本的に「処理手数料」を支払うことになります。
料金は自治体によって異なりますが、ごみの品目数や量によって料金が決まります。
ただし、処理施設によっては一部の品目に関して無料での処分を行ってもらえるところもあります。
自分が利用する処理施設が無料でできるかどうか、有料の場合はいくらかかるか等の情報については、処理施設や自治体のWebサイトで確認したり、電話予約の際に問い合わせるとよいでしょう。
また、当然ながら、運搬にかかる交通費等の費用は全て自分で負担する必要があります。
料金を検討する場合は、交通費やトラックのレンタル代等も考慮した上で、本当に持ち込みで安く済ませることができるのかを吟味するようにしましょう。

1-2.持ち込みできない粗大ごみや不用品について

ごみ処理施設での持ち込みが不可能な品目も存在します。
自治体によって異なりますが、多くの自治体で共通して持ち込み不能としている品目としては、家電リサイクル法で定められた対象品目であるテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機が該当します。
これらの品目は、専用の処分方法が定められているので、その方法に従って処分を行うようにしましょう。
また、家電リサイクル法の対象外ではありますが、パソコンも同様に持ち込みができません。
こちらも、家電量販店やPCパーツショップに下取りに出すなどの方法で処分する必要があります。


また、大きさが足りないなどの理由で、自治体で定められた粗大ごみの定義を満たさないごみは、分別しておく必要があります。
粗大ごみとされないごみについては、一般ごみとして通常のごみの日に出すようにすると良いでしょう。
万が一、持ち込みを行った際に、持ち込みを禁じられている品目や粗大ごみと認められない品目が混入しており、それらの持ち込みについて断られた場合は、きちんと持ち帰る必要があります。
処理施設に無断で放置したり、不法投棄を行うのはもってのほかです。
持ち帰った上で、適切な処理方法によって改めて処理を行うようにしましょう。


このように、処理施設に持ち込みを行う場合、自治体によっては厳密な持ち込みに関するルールが定められていることもあり、場合によっては二度手間になってしまうリスクがあります。
こうしたリスクを避けたい場合の選択肢として浮上するのが、「不用品回収業者に持ち込みを行う」方法です。


1-3.不用品回収業者に処分依頼する方法


民間の不用品回収業者に不用品や粗大ごみの処分を依頼することができます。
不用品や粗大ごみの量、種類などの情報をまとめた上で、不用品回収業者に回収対象品目の情報を伝え、見積金額を出してもらいます。
金額に問題がなければ、指定した日時に回収してもらうか、業者に持ち込みます。
料金については業者によって異なり、先にお金を支払った上で実際の回収を行うこともあれば、実際の作業を行った後で改めて料金の請求が行われ、そのタイミングで支払を行うパターンもあります。



不用品回収業者に依頼するメリットは、何よりも楽であることです。
回収も含めて依頼するにしろ持ち込みを行うにしろ、スケジュールはほぼ自分の都合で決定することができますし、回収も依頼する場合は運び出しと運搬も業者側の作業です。
もちろん、至れり尽くせりである分、料金はかかりますが、自前で処理施設に持っていくなどの処分方法に比べると、結果的に安上がりで済みます。
また、処分可能な品目も多く、毒性があったり爆発の危険性があったりする危険物などを除けば、大抵の物品を処分してくれます。


1-3-1.不用品回収業者に持ち込みは可能か?

持ち込みに対応しているかどうかは業者によってまちまちですが、専用の処理施設を持っている業者の場合、粗大ごみや不用品の持ち込みを受け入れていることが多いです。
持ち込みを行う場合は、見積の際に業者側に持ち込みを行う旨を伝え、ごみを持ち込む日時を指定します。
指定した当日にごみを自分で運び出して、業者に搬入した後、代金を支払うことになります。
なお、業者によっては、持ち込みによる処分が可能な品目と、持ち込みは不可能だが回収での処分が可能である品目、そもそも処分不可能な品目を分けているケースもあります。
持ち込みを行いたい場合は、処分を依頼する品目が全て持ち込みに対応しているか、全てまとめて回収を依頼した場合と一部を持ち込みとした場合のコストはどれだけ変わってくるかなどの確認を怠らないようにしましょう。




なお、持ち込みによる処分を断られた場合は、自治体のごみ処理施設のケースと同様に、きちんと当該品目を持ち帰るようにしましょう。
無断で業者の敷地内にごみを放置したり、不法投棄をするなどの悪質な方法で処分を行うようなことは決してあってはなりません。
ルールとマナーを守って、気持ちよくごみ処理を行いましょう。

1-3-2.不用品回収業者の処分費用相場

不用品回収業者の処分料金は、基本料金と品目ごとの回収・処分費用、そして各種オプション料金の合計で決まります。
このうち、基本料金は3000円から5000円という業者が多いです。
この料金は部屋の大きさや家の間取りなどで上下することがあります。
ただし、これは回収を依頼した場合の料金で、持ち込みを行う場合は基本料金からいくらか減額されたり、基本料金が無料になることがあります。



品目ごとのざっくりとした相場感としては、木製のテーブルが2000円前後、タンスが3000円前後で、テレビの場合は小さいものが3000円、大型テレビともなると7000円近くかかります。
冷蔵庫も大きさなどによって、5000円から10000円の範囲が処分費用の相場となっています。
オプションとしては、重量のある品目を運び出すために作業人員を追加したり、深夜や早朝などの時間を指定して作業するなどの内容があり、軽度のもので3000円から5000円、吊り降ろしなどの大掛かりな作業を伴う場合は10000円近くが設定されます。



また、回収品目が多い場合に便利なパック料金として、トラックに積めるだけ積むことが可能な「積み放題パック」を設定している業者もあります。
回収品目の量に応じて軽トラックか平型の2トントラック、もしくは箱型の2トントラックのいずれかを選択し、そのトラックに積められるだけのゴミを積んでもらうことが可能です。
料金はまちまちですが、軽トラックで9000円から25000円、平型の2トントラックで40000円から45000円、箱型の2トントラックでは60000円から80000円が相場です。
積み放題パックを選択する場合は、依頼する状況や想定されるゴミの量などからあたりをつけてどの車両を使用するか選ぶようにしましょう。

1-3-3.不用品回収は見積もりが重要

不用品回収において、最終的にどれだけの費用がかかるかは、ごみの量や部屋の大きさ、周囲の環境等の状況に応じて大きく変わります。
また、同じ条件でも、業者によって料金が変わってくることもあります。
そこで、最終的にどの業者に依頼するかを決めるためには、複数の業者から相見積もりを取ることが重要になります。
また、見積を出して貰う場合には、出来る限り詳細で正確な情報を提供する必要があります。
実際の作業の結果、見積時には想定されていなかった要因で料金がかさむことを防ぐことに繋がります。



また、業者選びにおいては、悪質な不用品回収業者を避けることも重要です。
見積時には格安で受けると宣言しつつ、回収後に何かしらの理由をつけて法外な料金を徴収したり、回収したごみを不法投棄するなどの悪質な行為を行う業者をしっかりと見極めることが大切です。
過去の利用者の口コミはもちろん、業者のWebサイトを確認しても料金の根拠がはっきりしなかったり、不用品回収のために必要な一般廃棄物収集運搬業許可や産業廃棄物収集運搬業許可などの免許が確認できない場合は違法業者である可能性が高いため、絶対に利用しないようにしましょう。



怪しい業者や違法業者を避けた上で、相見積もりの結果を見て、なるべく安く、かつサービスが手厚い業者を選んでおきたいものです。
見積内容が詳細であり、なおかつ見積金額の根拠が明確に示されている場合や、ホームページ上にざっくりとした値段が記載されている場合は、信頼に値する不用品回収業者であると言えます。
見積の際にはしっかりと内容を確認し、優良で自分に適した業者に依頼を行うよう心がけましょう。

粗大ごみや不要品の処理は、自分の状況に合わせた手段をとることが肝心

自治体のごみ処理施設に持ち込むにしろ、不用品回収業者に回収や処分を依頼するにしろ、処分したいごみがどれだけ発生していて、確実に処分できるのはどの方法か、という点をしっかりと見極めましょう。
また、業者選びの際にも、複数の業者から相見積もりを取った上で、信頼して回収を任せられる業者を吟味することが大事です。
いずれにせよ、不用品や粗大ごみの処理においては、冷静な判断力が重要となります。


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エコノバは、社会的にも地球規模的にも重要な問題となっているゴミや資源に関わる課題解決策を創り出したいという想いからスタートしました。

不用品のおかたづけは非常に手間がかかることに加えて自治体によって対処ルールも異なるため個人では困難な作業となります。

正しい知識を持たないまま対処してしまったがために不法投棄や非分別などの社会問題を引き起こしてしまうこともあります。

エコノバは、厳しい審査基準や規約をクリアした不用品おかたづけに関する正しい知識や経験や実績を持った信頼のおけるプロの専門業者を全国規模でご紹介。

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