家具の処分方法

引越しや年末の大掃除、部屋の模様替えなどに伴い「いらない家具を処分したいけれど、どうすればいいのか分からない」そう思っている人も多いのではないでしょうか?
家具を処分するにはさまざまな方法やルールがあり、大型の家具などは木製であっても普通の燃えるごみとして捨てることはできません。
そこで今回この記事では不用になった家具の処分方法や、処分にかかる費用について詳しく解説していきます。

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1.いらなくなった家具の処分方法

私たちが普段日常で使用する家具の中には椅子やテーブル、ベッドなどさまざまな種類のものがあります。
これらの家具は収納や部屋のインテリアとして快適に生活するためには必要不可欠なものですし、長年使いつづけることで愛着がわくこともあるでしょう。
しかしそのような家具もいつかは時間の経過とともに壊れたり、引越しや家族が増えたりすることで買い替えや処分が必要になります。
また、家具の中でも特に大型の家具はほかの一般ごみとはことなり、お住まいの地域や自治体によって処分のルールがあるなどなにかと大変なものです。
そこで最初にこの章ではいらなくなった家具の処分方法について紹介していきますが、家具にはとてもたくさんの種類があります。
そのため今回はその中でも特に大型で一般的な家具であるベッド・ソファー・棚にスポットをあてて紹介していきます。

1-1.自治体の粗大ごみに出す方法と費用

不用になった家具は各自治体の粗大ごみに出して処分ができます。
ここではまずはその具体的な方法を紹介していきます。

1-1-1.粗大ごみの出し方・申し込み方法

粗大ごみを出すには最初に電話や各自治体のホームページなどで、不要になった粗大ごみの収集を依頼します。
その際、粗大ごみの収集日や時間を決めるほか、電話の場合は処分する家具に貼るごみ処理券についての説明を受けたり、受付番号が発行されたりしますので、あとで確認するためにもきちんとメモを取っておくと良いでしょう。
処分する家具に貼るゴミ処理券はスーパーやコンビニなどの小売店及び区役所・出張所・連絡所などで購入できるので、収集日までに用意しておきます。
また、ゴミ処理券は処分する家具によって金額がことなるため、もしもわからない場合は各自治体のホームページや電話などで内容を確認しておきましょう。
粗大ごみを申し込んだら収集までにおおむね2週間程度かかりますが、春は転勤や引っ越しが増えることもあり、3月・4月は収集までに日数がかかる場合があります。
ほかにも年末年始や時間帯、各自治体によって収集までの期間はことなるので、申し込みの際はしっかりとスケジュールを確認する必要があります。
収集日が決まり、ごみ処理券の準備ができたら処分する家具に受付番号が記載されたゴミ処理券を貼り、申し込み時に指定された日時・場所に処分する家具を置いておくと自治体が回収してくれます。
以上が標準的な粗大ごみの出し方の一連の流れですが、各自治体によって申し込み方法や準備するものが多少ことなる場合があるので、ホームページなどで内容を確認しておくと良いでしょう。

1-1-2.粗大ごみの処分料金

自治体に依頼して粗大ごみを処分する場合の料金は家具の種類によって違いますが、ベッド、ソファー、棚の一般的な処分料金を項目別に記載しますので、ぜひ参考にして下さい。

ベッド
ベッドは大きさによってことなり、シングルベッド1,200円、ダブルベッド2,000円、二段ベッド2,800円くらいが一般的な料金になりますが、ベッドマットは別になります。

ソファー
各自治体の地域や1人用、2人用などソファーの大きさによっても料金が変わりますが、おおむね1000円~2000円ほどで回収してもらえます。


棚には本棚やリビングボード、サイドボード、食器棚などの種類があり、それぞれ各自治体や棚の大きさによってことなります。
料金は本棚の場合、幅・奥行・高さの合計が2m未満のものは200円、合計が2m以上2.5mのものが300円、2.5m以上のものが500円ほどになります。
そのほかの棚も基本は幅・奥行・高さの合計によって料金が決まりますが、こちらも各自治体や棚の種類、材質によって変動があり、おおむね200円~2,500円ほどで回収してもらえます。

1-1-3.持ち込みでの捨て方

自治体にごみ処理を依頼する方法を紹介しましたが、自治体の処理施設に粗大ごみを持ち込みで処分することもできます。
その場合、自分で粗大ごみを持ち込むので自治体に回収を依頼するより料金が安くなるというメリットがありますが、粗大ごみを運搬するためのトラックなどが必要になります。
そこでこの章では粗大ごみの持ち込み方法と、持ち込み時の処分料金について解説していきます。

持ち込みで処分する場合の流れ
持ち込みの場合はまず電話や各自治体のホームページで、ごみ処理施設へ処分するための予約をしておきます。
つぎにトラックなどの運搬車を使って予約した日時に粗大ごみを持ち込みますが、その際「持込みは1日1回1台までで4トン車までに限る」「ダンプ以外のトラックで持ち込む場合は2人以上が必要」など、いくつかルールがあるため注意が必要です。
各処理施設によってルールや注意事項がことなるので、ホームページや電話などで事前に内容を確認しておくと良いでしょう。
処理施設に到着したら職員の指示に従い、指定された場所にごみを降ろしたあと計量して、最後に搬入したごみの量に応じて処理料金をゴミ処理券ではなく現金で支払います。

処理施設に持ち込む場合の料金
ごみ処理施設に持ち込む場合の料金は、粗大ごみの重量で計算されます。
料金は地域や各自治体によって違いがありますが、粗大ごみの持ち込み10キログラムあたり130円ほどが相場になります。

2.運べない大型家具の処分方法

ソファーやベッドなどの大型家具は重量があり、サイズも大きいため自分で運べないということもあるでしょう。
しかしそのような大型家具は業者に依頼することで1人でも簡単に処分ができます。
そこでここからは1人で運べない大型家具の処分方法について説明していきますので、参考にしてください。

2-1.不用品回収業者に依頼する

持ち運びが困難な大型家具は業者を利用すると処分が手間なく簡単にできます。
業者の種類もたくさんありますので、はじめに不用品回収業者に依頼した場合の処分方法について紹介していきます。

2-1-1.不用品回収業者のメリット

不用品回収業者を利用する場合のメリットには何があるでしょうか?

運ぶ手間がいらない
不用品回収業者を利用すると運ぶのが大変な重い家具も回収してくれるので、運ぶ手間がかからないという最大のメリットがあります。
回収にはもちろん料金が発生しますが、1人で無理に家具を運ぼうとして部屋の壁を傷つけたり、大事なものを壊したりしてあとで高額な請求をされるというリスクがないので安心です。

自分で回収日を決められる
自治体の粗大ごみに出す場合は混雑状況で空いている日が決まっているため回収日を自分で決められませんが、回収業者の場合は相談したうえで予定に合わせて回収日を決められます。
「仕事や学校があるため平日以外で回収してもらいたい」など、こちらの希望を伝えれば自分のスケジュールに合わせて対応してもらえるというメリットがあります。
見積りで事前に料金が分かるので安心できる
一般的に不用品回収業者は電話やメール、内見などをして見積りを出してから回収に来ます。
粗大ごみを出すまえに見積りで料金が分かれば、支払い時に思ったよりも請求が高額であせってしまうこともないので安心できるでしょう。
さらに複数の業者と比較することで回収にかかる費用の相場や、自分に最適な業者を見つけられるというメリットもあります。

買取してくれる場合がある
不用品回収業者の中にはまだ使えそうな家具などの場合、買取してくれるところもあります。
すべての回収業者が買取可能というわけではありませんが、もし買取ってもらえれば処分費の節約にもなります。

回収以外のサービスがある
回収業者の中には回収業務だけではなく、ほかにもいろいろなサービスを提供しているところがあります。
代表的なものでは不用品の回収時にエアコンやキッチンなどの水まわりの清掃や、遺品整理するところもあります。
引っ越しのついでに部屋をきれいにしたい場合など、状況や予算に応じて相談してみるのもいいでしょう。

2-1-2.不用品回収業者のデメリット

不用品回収業者のメリットを紹介しましたが、ではデメリットはどうでしょうか?

回収料金が発生する
粗大ごみを処分するには処分料がかかりますが、回収業者に依頼する場合はそれ以外に粗大ごみを回収する回収料金が必要です。
運ぶのが困難な大型家具も手間をかけずに回収してもらえるので料金が発生するのは当然ですが、少しでも料金を安くしたいという人は持ち込みで処分するなど、別の方法も検討したほうがいいでしょう。

回収業務の正式な許可を得ていない業者もいる
たくさんある回収業者の中には回収品を廃棄物として扱うために必要な「廃棄物収集運搬業許可」などの資格を得ていない業者もいて、粗大ごみを不法投棄したり、高額な料金を請求されたりといったトラブルもあります。
そのため、不用品回収業者は依頼できる会社を選ぶ必要があります。

2-1-3.不用品回収業者の処分料金

不用品回収業者の処分料金は業者や運搬するトラックの大きさによって設定が違いますが、一定の重さまで積んだ場合3万円~5万円ほどが一般的な相場になります。
また、回収業者によっては料金プランや料金パックといったお得な料金設定もあるので参考までに紹介します。

料金プラン
料金プランには不用品や粗大ごみの数に関係なく、トラックの大きさによってのせ放題にできる「のせ放題プラン」というものもあります。
処分する家具が単品や、数が少ない場合は軽トラックにのせ放題で14,800円、1.5tトラックにのせ放題の場合は34,800円、2tトラックの場合は54,800円などの料金設定があります。
ほかにも業者によって料金プランがことなるので、分からない場合は問い合わせてみると良いでしょう。

料金パック
料金パックは粗大ごみの搬出作業・出張費・車両費・作業員の数などすべてが1つに含まれたパック料金のことです。
このプランのメリットは見積もり後の無駄な追加費用がかからないので、安心して利用できるという点です。

3.引越し業者の不用品処分について

引越しで粗大ごみが出た場合は引越し業者に依頼しても処分ができます。
引越しと同時に不要になった家具も同時に処分できれば手間がかからず時間の短縮にもなるでしょう。
そこでここからは引越し時に家具を処分する時の方法について紹介していきます。

3-1.アリさんマークの引越社の家具・家電処分

アリさんマークの引越社は昭和46年に創業した古くからある引越しのパイオニア的な業者です。
ここではアリさんマークの引越し社へ家具・家電の処分を依頼する場合の方法や条件について紹介します。

処分料金
アリさんマークの引越社に処分を依頼する場合は基本的に有料です。
料金は粗大ごみのサイズや種類によってことなりますが、処分を依頼する場合の基本的な料金は下記のようになります。
リサイクル家電…3,000~6,000円程度・生活家電…500~1,000円程度・家具…3,000~10,000円程度・寝具…5,000~10,000円程度などが一般的な料金になります。

条件など
処分を依頼する場合の条件として、アリさんマークの引越社は「家電リサイクル法の対象品」であれば引取り可能ですが、それ以外の生活家電や家具などの回収はしていません。
そのため、家電リサイクル法の対象品以外の処分を希望する場合は別の引越し業者に依頼するなどしなければいけません。

3-2.クロネコヤマトの家具・家電処分

クロネコヤマトは宅配サービスの会社として知られていますが、不用品の回収や引越しサービスも行なっています。
つぎはクロネコヤマトの家具・家電の処分方法について紹介します。
処分料金
クロネコヤマトでは粗大ごみの処分代行をしていませんが、その代わりに不用品回収サービスというヤマトグループのサービスがあります。
このサービスは処分する家具や家電を買取ってくれるというもので、それにより廃棄の際に必要な廃棄手続きや、廃棄のための料金を負担しなくてもいいというメリットがあります。
条件など
不用品回収サービスで買取が可能な家具・家電は購入から6年以内のものですが、カーペットやマットレス、布団などは買取の対象外です。
また、貴金属や衣類、パソコン・プリンターなども買取の対象外なので、不用品回収サービスを利用する場合は事前にホームページなどで内容を確認しておくと良いでしょう。

3-3.日通の家具・家電処分

日本に本社を置く総合物流事業者である日本通運(通称日通)は不用品回収の代行サービスも行っています。

処分料金
日通の家具・家電などの不用品回収は、自治体に代わって行う代行サービスになるので、自治体に直接頼むよりも処分料は高くなります。
そのため、料金は通常の処分料に日通が行う代行料がプラスされた金額が処分料金の目安になると考えていいでしょう。

条件など
日通で引き取ってもらえるのはエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機などの「家電リサイクル法の対象製品」のみです。
このような家電リサイクル品は日通が直接引き取ることはしませんが、対象業者を代わりに手配してくれます。

3-4.サカイ引越センターの家具・家電処分

サカイ引越センターにも知名度はまだ高くありませんが不用品の買取や回収サービスがあります。
ここではサカイ引越センターに家具・家電の処分を依頼する方法について紹介していきます。
処分料金
サカイ引越センターでは買取りが可能ですが、査定したい品物をセンター側に送る必要があります。
買取りできる品物も、生活家電・AV機器・工具・ギフト券など幅広いジャンルのものがあります。
また、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機といった家電リサイクル法の対象製品については、サカイ引越センターで回収も可能です。
条件など
サカイ引越センターの買取りサービスはサカイ引越センターの引越しを利用した場合に限ります。

4.家具・家電の不用品買取について

家具・家電はただお金を払って処分するのではなく、不用品買取りサービスを利用すれば買い取ってもらえる場合があります。
この章では不用品の買取について説明します。

4-1.リサイルショップで買取依頼

リサイクルショップで買取を依頼する方法は大きく分けて店頭買取、宅配買取、出張買取の3つがあります。

店頭買取
店頭買取は実際に店舗で品物を買取してもらう方法です。

宅配買取
不用品を段ボールなどの箱に詰めて、リサイクルショップへ直接発送して品物を売る方法です。
直接店舗へ出向く必要がなく、空いた時間に発送できるので便利です。

出張買取
リサイクルショップの担当者が買取する品物を家まで来て買い取ってくれる方法です。
自分のスケジュールに合わせて時間を指定できるだけでなく、店頭まで持ち込むのが難しい品物などは直接引き取ってもらえるというメリットがあります。

4-2.買取対象となる家具について

リサイクルショップで買取ができる家具は基本的に購入から10年以内の物で、極端に傷や汚れがあるなど再販できない家具以外であれば買取の対象になります。
反対に極端に大きなベッドや食器棚、取り扱いの難しいガラステーブルなど、運搬や解体、組み立てに手間がかかったり、場所を取ったりする家具は買取の対象にならない場合もあります。
家具の買取相場については傷・汚れ・色・破損などの状態、使用年数、人気のあるデザインやブランドかどうかなどで相場が変わります。
ほかにも中古市場で人気のある品物ほど相場は高くなります。

不用品は自分に最適な処分方法を検討しよう!

不要になった家具を処分する方法は自治体の粗大ゴミとして出す方法のほか、回収業者や引越し業者を利用する方法、リサイクルショップで買い取ってもらうなどさまざまな方法があります。
今回紹介した処分方法にはそれぞれ違うメリットや注意点がありますので、ぜひ自分の状況に合った最適な処分方法を検討してみてください。

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エコノバは、社会的にも地球規模的にも重要な問題となっているゴミや資源に関わる課題解決策を創り出したいという想いからスタートしました。

不用品のおかたづけは非常に手間がかかることに加えて自治体によって対処ルールも異なるため個人では困難な作業となります。

正しい知識を持たないまま対処してしまったがために不法投棄や非分別などの社会問題を引き起こしてしまうこともあります。

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