「飛行郵便試験記念」切手の価値と買取相場の詳細

2019年5月10日 2019年6月17日

「飛行郵便試験記念」切手の概要

「飛行郵便試験記念(ひこうゆうびんしけんきねん)」は“国内初となる航空便”が東京～大阪間を試験飛行することを記念して発行されました。別名「飛行試行切手」とも呼ばれ、航空便専用として使用された初めての航空切手でもあります。

発行日は1919年10月3日、額面は1.5銭(1銭5厘)切手と3銭切手の2種類です。発行枚数は1.5銭切手が50,000枚、3銭切手が30,000枚となっています。

この切手は、普通切手として既に使用されていた「田沢型旧大正毛紙切手」を流用し、石版印刷で飛行機の図柄が加刷されているのが特徴です。

発行枚数が少ないことに合わせ、航空便が試験飛行された東京と大阪のみで購入することができた切手であったため、希少価値が非常に高くプレミア切手として取扱われています

「飛行郵便試験記念」1.5銭切手の買取相場は美品状態で30,000円前後です。

プレミア切手として扱われているため、1枚単位でもかなりの高価買取が期待できます。

「飛行郵便試験記念」3銭切手の買取相場は美品状態で45,000円前後となります。

1.5銭切手より発行枚数が2万枚少ないこともあり、切手の価値・買取相場はともに高くなります。また使用済みの切手の残存数も少ないことから、使用済み状態でも1万円を超える買取価格が期待できます。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。

この記事を書いた人

某大手買取店にて8年勤務、店長経験あり。現在はフリーライターとして活動して2年が経ちます。元買取店スタッフとしての経験や知識を活かして、確かな情報をお届けできるように執筆しています！