不要な普通切手を売りたいと思っているものの「買取相場はいかほどになるのか」とお困りでは無いでしょうか?
結論から言いますと、普通切手はその価値が「額面以上」か「額面以下」かで買取相場は2分します。
具体的には以下の内容にてご紹介していきたいと思います。
普通切手とは?高く売れる?
普通切手とは郵便料金の納付を目的とした切手。いわゆる通常使用を前提に発行された切手のことを指し、郵便局で日常的に販売されている切手が該当します。
国事・行事を祝して発行される記念切手とは対照的で、発売期間や発行枚数が基本的に定められていないのが特徴です。この特徴から普通切手は発行枚数が多くなる傾向にあり、その多くが額面以下の買取相場となっています。
しかし郵便料金の改正、急な図案変更をキッカケに発売期間が短期間になった普通切手も存在しており、これらはプレミア切手として高額買取の対象となっています。
普通切手の買取相場
普通切手の買取相場は「プレミア切手」か「額面以下の価値の切手」で大きく分かれます。所持している切手が全てプレミア切手なら御の字なのですが、やはりプレミアと付くだけあって数は少数派。
では、額面以下の切手の買取相場はいくらなのか?
額面以下の切手は基本的に「額面×枚数×換金率」によって買取価格が算出されます。「換金率」が買取価格の高さに大きく影響するわけですが、額面・保存状態・買取店によって換金率レートはそれぞれ異なります。具体的に見ていきましょう。
普通切手の換金率一覧
額面/状態 | 換金率 | 買取価格 |
---|---|---|
63円/100面シート | 90% | 5,670円 |
84円/100面シート | 90% | 7,560円 |
94円/100面シート | 90% | 8,460円 |
210円/100面シート | 90% | 18,900円 |
290円/100面シート | 90% | 26,100円 |
320円/100面シート | 90% | 28,800円 |
52円/100面シート | 80% | 4,160円 |
62円/100面シート | 80% | 4,960円 |
82円/100面シート | 80% | 6,560円 |
92円/100面シート | 80% | 7,360円 |
205円/100面シート | 80% | 16,400円 |
280円/100面シート | 80% | 22,400円 |
310円/100面シート | 80% | 24,800円 |
50円/100面シート | 80% | 4,000円 |
80円/100面シート | 80% | 6,400円 |
90円/100面シート | 80% | 7,200円 |
100円/100面シート | 86% | 8,600円 |
120円/100面シート | 86% | 10,320円 |
140円/100面シート | 86% | 12,040円 |
200円/100面シート | 80% | 16,000円 |
270円/100面シート | 80% | 21,600円 |
350円/100面シート | 80% | 28,000円 |
500円/100面シート | 90% | 45,000円 |
1000円/20面シート | 90% | 18,000円 |
バラ切手 | 50%~60% | - |
※水色:新料額切手
上記表は、チケットショップ「大黒屋」の喚起率レートを参考例として引用したものです。
ご覧のとおり、換金率80%以上は基本的にシート状態の普通切手が対象となっています。また2019年10月1日「郵便料金の改正」に伴って発行された新料額切手は最高換金率90%が設定されていることが分かります。
つまり額面以下の切手は「新品・未使用の切手シート」または「現行柄」に買取価格が付きやすいということが傾向として表れています。
ちなみに「大黒屋」では1枚でも抜けていたり、状態が悪い切手シートについてはバラ切手の喚起率が適用されます。これについては金券・チケットショップを利用する限り共通事項となっていますので予め注意しましょう。
バラ切手の数が多い場合は、バラ切手の換金率も比較的に高めな切手買取業者の利用をおすすめします。記事後半では「普通切手の高価買取業者3選」についても触れていますので是非チェックしてください。
普通切手のプレミア切手一覧
普通切手にもプレミア切手は存在します。相対的に見ればその数は少数派と言えど、ここに全てを書ききれないほどの数があります。
プレミア切手で共通しているのは、やはり「古い切手」であるこということ。特に古い切手を譲り受けたという方は、思いがけない高価買取になることも少なからずあるのです。
とはいえ、やはり具体的に買取相場はいくらになるのか気になるところ。
この章では、ごく一部ではありますが以下3つに焦点を当てながら「プレミア切手の買取相場」をご紹介していきたいと思います。
高額買取が確定「手彫切手」
まず初めにご紹介するのは「手彫切手」です。
日本最古に分類される普通切手であり、発行された時期はなんと明治時代。額面表記が「文」など、見慣れぬ単位に100年以上前の切手だということを実感できます。
「手彫切手」はその古さから残存数が極めて少なく、中には1枚だけで1000万円を超える幻の1枚もあります。敏腕切手コレクターですら持っていないような代物ではありますが、最高峰のプレミア切手買取相場を見てみましょう。
竜切手(1871-1872)
区分 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
竜文切手(第1版・茶) | 48文 | 8,750円 |
竜文切手(第2版・暗い茶) | 48文 | 9,500円 |
竜文切手(第1版・青) | 100文 | 7,500円 |
竜文切手(第2版・灰青) | 100文 | 17,500円 |
竜文切手(第1版・朱) | 200文 | 15,000円 |
竜文切手(第2版・黄味朱) | 200文 | 75,000円 |
竜文切手(第1版a・黄緑) | 500文 | 80,000円 |
竜文切手(第1版b・緑) | 500文 | 75,000円 |
竜文切手(第1版c・青緑) | 500文 | 25,000円 |
竜文切手(第2版・濃い青) | 500文 | 30,000円 |
竜銭切手(第1版・茶) | 1/2銭 | 7,500円 |
竜銭切手(第2版・茶) | 1/2銭 | 4,000円 |
竜銭切手(第1版・濃い青) | 1銭 | 50,000円 |
竜銭切手(第2版・青) | 1銭 | 12,500円 |
竜銭切手(第3版・濃い青) | 1銭 | 325,000円 |
竜銭切手(朱) | 2銭 | 20,000円 |
竜銭切手(青緑) | 5銭 | 30,000円 |
「竜切手」は日本最古の普通切手です。額面単位が「文」のものを竜文切手、「銭」のものを竜銭切手と呼びます。
竜切手はほぼ全てに第1版・第2版があるように改変が多い切手です。改変内容は非常に微妙なもので目利きのある人でないと見分けは難しいでしょう。
桜切手(1872-1875)
区分 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
政府印刷 イ(和紙・黄色) | 2銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 タ(和紙・黄色) | 2銭 | 20,000円 |
政府印刷 イ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 50,000円 |
政府印刷 ロ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 75,000円 |
政府印刷 ハ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 二(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 ホ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 ヘ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 ト(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,250,000円 |
政府印刷 チ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,250,000円 |
政府印刷 リ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 ヌ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1000万円以上 |
政府印刷 ル(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1000万円以上 |
政府印刷 ヲ(和紙・黒味紫茶) | 6銭 | 1,000,000円 |
政府印刷 イ(和紙・暗い紫) | 20銭 | 1000万円以上 |
政府印刷 ロ(和紙・暗い紫) | 20銭 | 500,000円 |
政府印刷 ハ(和紙・暗い紫) | 20銭 | 500,000円 |
政府印刷(和紙・黒) | 30銭 | 100,000円 |
※桜切手は種類が膨大な為「政府印刷」に限定して紹介
「桜切手」は度重なる改変が行われた手彫切手です。変更されたのはアルファベットの書体・色・縁取り模様・印紙・カナ表記の有無・図案など、加えて額面は全7種類。
あまりに種類が膨大なため、上記表は桜切手の中でも特に希少価値の高い「政府印刷」のものに限定してご紹介しています。
ちなみに全体的な価格帯で表すなら、1,000円~1,000万円以上が桜切手の買取相場となります。ただ現時点で見つかっていない桜切手も含めると上限は数億円にまで上がります。
鳥切手(1875)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
カリ(イ) | 12銭 | 17,500円 |
カリ(ロ) | 12銭 | 20,000円 |
カリ(ハ) | 12銭 | 175,000円 |
セキレイ(イ) | 15銭 | 15,000円 |
セキレイ(ロ) | 15銭 | 20,000円 |
セキレイ(ハ) | 15銭 | 17,500円 |
タカ(イ) | 45銭 | 22,500円 |
タカ(ロ) | 45銭 | 57,500円 |
タカ(ハ) | 45銭 | 50,000円 |
「鳥切手」は印刷技術の向上により日本最後となった手彫切手です。額面は3種類、カナ表記も「イ・ロ・ハ」の3種類。比較的に見分けがつきやすい切手です。
ただし鳥切手は高額取引が行われる切手だけあり、偽造切手が出回っていた時期もあります。なんにせよ手彫切手を査定してもう際は、プロ鑑定士に依頼したいところです。
安定した高価買取「昭和切手」
手彫切手はプレミア切手の中でも最高峰に位置する切手です。もう少し所持している可能性が高い切手として「昭和切手」を見ていきましょう。
ここでご紹介する「第1~第3次昭和切手」は軒並み額面以上の買取価格となっています。
第1次昭和切手(1937-1940)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
朱印船 | 5厘 | 62円 |
稲刈り | 1銭 | 175円 |
乃木希典 | 2銭 | 50円~300円 |
水力発電所 | 3銭 | 50円 |
東郷平八郎 | 4銭 | 87円 |
上高地 | 5銭 | 112円 |
オーロワンピ灯台 | 6銭 | 225円 |
金剛山 | 7銭 | 57円 |
明治神宮 | 8銭 | 70円 |
日光東照宮陽明門 | 10銭 | 325円 |
航研機 | 12銭 | 50円 |
春日大社 | 14銭 | 62円 |
富士と桜 | 20銭 | 75円 |
法隆寺 | 25銭 | 57円 |
巌島神社 | 30銭 | 150円 |
鹿苑寺金閣 | 50銭 | 75円 |
鎌倉の大仏 | 1円 | 300円 |
藤原鎌足 | 5円 | 1,750円 |
梅花模様 | 10円 | 1,500円 |
朱印船/コイル切手 | 5厘 | 300円 |
乃木希典/コイル切手 | 2銭 | 325円 |
東郷平八郎/コイル切手 | 4銭 | 320円 |
春日大社/コイル切手 | 14銭 | 7,750円 |
「第1次昭和切手」の中でも特に買取価格が高いのは5円「藤原鎌足」、10円「梅花模様」、コイル切手14銭「春日大社」の3枚です。コイル切手「春日大社」の買取価格がひとつ頭を抜いているのは、コイル切手が短期的な後発販売となったことがその要因となっています。
ちなみにコイル切手とはテープのようにロール状で発売された切手を指します。上下綴りに繋がっていることから、切手左右に目打ちが無いのが特徴です。
第2次昭和切手(1942-1946)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
女子工員 | 1銭 | 12円 |
木船 | 2銭 | 32円 |
乃木希典(糊なし) | 2銭 | 75円 |
乃木希典(糊・目打なし) | 2銭 | 30円 |
乃木希典 | 3銭 | 62円~175円 |
八紘基柱 | 4銭 | 15円 |
東郷平八郎 | 5銭 | 20円~120円 |
産業戦士 | 6銭 | 30円 |
東郷平八郎 | 7銭 | 20円 |
「大東亜共栄圏」地図 | 10銭 | 45円~150円 |
筥崎宮の「勅額」 | 10銭 | 225円 |
筥崎宮の「勅額」(目打なし) | 10銭 | 600円 |
少年航空兵 | 15銭 | 175円 |
靖国神社 | 17銭 | 50円 |
富士と桜 | 20銭 | 57円 |
靖国神社 | 27銭 | 50円 |
巌島神社 | 30銭 | 187円 |
オーロワンピ灯台 | 40銭 | 75円~112円 |
オーロワンピ灯台(うすい茶紫) | 40銭 | 5,000円 |
「第2次昭和切手」は太平洋戦争の真っ只中に発行されていた切手です。切手の題材には「敵國降伏」「少年航空兵」「産業戦士」など、時代特有の図案が数多く採用されています。
戦況に伴って切手の作りは簡略化されていき「目打ちなし」「糊なし」とういう切手も多数存在しています。中でも目打ちなし10銭「勅額(ちょくがく)」には1枚あたり600円前後の買取価格が期待できます。
第3次昭和切手(1945-1946)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
楯と桜 | 3銭 | 17円 |
旭日と「飛燕」機 | 5銭 | 15円 |
旭日と「飛燕」機(灰白紙) | 5銭 | 450円 |
旭日と「飛燕」機(青,灰白紙) | 5銭 | 750円 |
「勅額」 | 10銭 | 1,700円 |
富士と桜 | 10銭 | 12円~45円 |
富士と桜 | 20銭 | 30円~62円 |
巌島神社 | 30銭 | 125円 |
炭坑夫 | 50銭 | 30円~62円 |
靖国神社 | 1円 | 75円 |
藤原鎌足 | 5円 | 325円 |
梅花模様 | 10円 | 2,250円 |
「第3次昭和切手」は日本が終戦を迎えていた時期に発行されていた普通切手です。
この時期はあらゆる物資が不足しており、切手の仕様は「目打ちなし・糊なし」、印紙は「白紙・灰白紙・粗紙」3種、切手の図柄については過去の流用が半数以上となっています。
持っているかもしれない「動植物国宝図案切手」
続いて、戦後発行された切手の中でも多数のプレミア切手が存在する「動植物国宝図案切手」の買取相場を見ていきましょう。
タイトルのとおり、国宝・重要文化財・天然記念物といった内容が切手のテーマとなっています。
第1次動植物国宝図案切手(1950-1951)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
石川寺多宝塔 | 0.80円 | 112円 |
前島 密 | 1円 | 250円 |
長尾鶏 | 5円 | 300円~1,000円 |
観音菩薩像 | 10円 | 1,125円 |
姫路城 | 14円 | 2,750円 |
平等寺鳳凰堂 | 24円 | 2,125円 |
弥勒菩薩像(中宮寺) | 50円 | 7,500円 |
石川多宝塔/小型シート | 0.80円 | 475円 |
姫路城/小型シート | 14円 | 3,250円 |
平等寺鳳凰堂/小型シート | 24円 | 2,125円 |
弥勒菩薩像/小型シート | 50円 | 13,750円 |
「第1次動植物国宝図案切手」は1950年~1951年と短期間に発行された普通切手です。
額面の中には1円未満が含まれているため「00」表記が用いられています。このような切手を通称「0付き切手」と呼びます。
ただ発売間もなく、1953年「郵便料金改正」によって額面は円単位に一本化される運びとなりました。銭単位での額面表記が不要になり、「0付き切手」は第1次動植物国宝図案切手を最後に姿を消すことになります。
特に価値が高いのは50円「弥勒菩薩像」。ですが短期間での発売ということから、どの切手も平均的に高額の買取相場が付いています。
第2次動植物国宝図案切手(1952-1964)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
前島 密 | 1円 | 25円 |
秋田犬 | 2円 | 7円 |
ホトトギス | 3円 | 7円 |
石山寺多宝塔 | 4円 | 100円 |
オシドリ | 5円 | 10円 |
カモシカ | 8円 | 7円 |
観音菩薩像 | 10円 | 200円 |
姫路城 | 14円 | 325円 |
中尊寺金色堂 | 20円 | 62円 |
平等寺鳳凰堂 | 24円 | 825円 |
平等寺鳳凰堂 | 30円 | 1,625円 |
金魚 | 35円 | 500円 |
日光東照宮陽名門 | 45円 | 225円 |
弥勒菩薩像 | 50円 | 250円 |
マリモ | 55円 | 825円 |
オオムラサキ | 75円 | 450円 |
鵜飼 | 100円 | 1,250円 |
やつ橋蒔絵 | 500円 | 3,250円 |
オシドリ/コイル切手 | 5円 | 100円 |
観音菩薩像/コイル切手 | 10円 | 1,000円 |
オシドリ/4枚ペーン | 5円 | 275円 |
オシドリ・観音菩薩像/連刷12枚ペーン | 5円/10円 | 1,625円 |
観音菩薩像/10枚ペーン | 10円 | 4,500円 |
「第2次動植物国宝図案切手」は郵便料金の改正に伴い、額面が円単位に一本化された普通切手です。別名「第1次円単位切手」とも呼びます。
図柄は第1次のものをそのまま流用していますが、額面から「00」表記が無くなっているのが特徴です。
買取相場が高いのは500円「やつ橋蒔絵」、30円「平等寺鳳凰堂」、100円「鵜飼」の3点です。また切手帳ペーンについても発売されており、それぞれ高額の買取相場となっています。
第3次動植物国宝図案切手(1961-1964)
切手の図柄 | 額面 | 買取相場 |
---|---|---|
ベニオキナエビス | 4円 | 7円 |
ナンテン | 6円 | 7円 |
ソメイヨシノ | 10円 | 17円 |
円覚寺舎利殿 | 30円 | 250円 |
日光東照宮陽名門 | 40円 | 300円 |
能面(増阿弥作) | 70円 | 112円 |
ヤマドリ | 80円 | 62円 |
風神(俵屋宗達画) | 90円 | 1,250円 |
タンチョウヅル | 100円 | 500円 |
迦陵頻伽 | 120円 | 500円 |
ソメイヨシノ/コイル切手 | 10円 | 250円 |
円覚寺舎利殿/コイル切手 | 30円 | 225円 |
ソメイヨシノ/4枚ペーン | 10円 | 225円 |
オシドリ・ソメイヨシノ/連刷12枚ペーン | 5円/10円 | 1,625円 |
「第3次動植物国宝図案切手」は切手ブームの真っ只中に発行された普通切手です。
切手ブーム時代に発行されたとだけあって残存数があると思いきや、記念切手ばかり注目されていた当時の時代背景が要因となり、高額の買取相場となっています。
当時の物価を現在換算すると約5倍、つまり30円切手は現在の600円にあたります。600円相当の郵便物とは何かと疑問に思うかもしれませんが、当時の郵便料金は20gごとに10円と定められていました。
重い物を送る以外にあまり出番のなかった切手のせいか、額面30円以上の切手の買取相場が高いという傾向があります。逆によく使用されていた4円~10円の買取相場は他と比較するとやや低めとなっています。
普通切手の高価買取業者3選
数々の普通切手の買取相場をご紹介してきました。切手はプレミア有無に関係なく、切手買取業者に依頼することが最もリスクがなく安泰です。
とはいえ、どこの切手買取業者を利用すれば間違いないのか?
この章では、切手知識が豊富で安心して査定をお任せできる「普通切手の高価買取業者3選」をご紹介していきたいと思います。
第1位 バイセル
総合評価 | ★★★★★ |
---|---|
買取価格 | ★★★★★ |
サポート | ★★★★★ |
対応速度 | ★★★★★ |
買取方法 | 店頭・宅配・出張 |
出張範囲 | 日本全国 |
特筆事項 | ・問い合せ実績 月間2万件以上 ・クーリングオフ制度導入 |
バイセルの特徴
おすすめ第2位は「バイセル」です。
バイセルは切手買取のみならず、貴金属やブランド買取店としても有名でメディア掲載実績はNo.1。テレビCMや広告チラシなどで目にしたことがある方もいるかと思います。
買取のコンセプトとしては「高く、そして早く」。査定速度については業界屈指の早さを誇り、出張買取は日本全国どこでも出張費無料で対応しています。
買取価格の高さについても他社に引けを取らず、業界トップクラスの買取価格となっています。またクーリング・オフ制度も導入されていることから、万が一の場合にも安心・安全のサービス内容となっています。
バイセルの買取実績
複数の切手アルバムに限りますが、バイセルも買取実績が公開されています。数十冊の切手アルバムともなれば買取価格は100万円を超えることもあるようです。
バイセルの口コミ・評判
父から不要になった大量の古い切手をもらいました。もらった切手の中には、「明治天皇銀婚記念切手」、「大正婚儀記念切手」などがありました。ネットで調べると状態によっては高額の買取になるみたいだったので、こちらの査定員さんに査定してもらいました。結果、想像以上の金額を提示されたのでその場で売りました。ありがとうございました!
父親が昔から切手を集めていて、古いものを合わせると200枚以上ありました。売却した場合、いくらくらいになるのか知りたかったため、とりあえず査定してもらう事にしました。インターネットで検索したところ、こちらの買取業者さんの評判が良かったため、依頼しました。結果、想像以上の高値が付いて嬉しかったです。
祖父の遺品整理を手伝っていたときに、金庫の中から古い切手を見つけました。初めて見る切手なのでどのような価値があるのかわかりませんでした。祖母からは捨ててしまって構わないと言われましたが、買取査定に出したらどのくらいの金額になるのか知りたくなったので査定依頼をしました。スタッフの方に査定してもらい、意外に高値になったのでそのまま買取してもらいました。祖母にとって嬉しいお小遣いになりました。
第2位 福ちゃん
総合評価 | ★★★★★ |
---|---|
買取価格 | ★★★★★ |
サポート | ★★★★★ |
対応速度 | ★★★★★ |
買取方法 | 店頭・宅配・出張 |
出張範囲 | 日本全国 ※一部宅配のみ |
特筆事項 | ・買取実績600万点以上 ・写真で簡単査定「WEB査定」 ・クーリングオフ制度導入 |
福ちゃんの特徴
おすすめ第1位は買取実績600万点以上、切手買取年間1万件以上を誇る「福ちゃん」です。
「福ちゃん」に在籍する査定士のレベルは極めて高く、専門知識を必要とする切手買取においても安心して査定をお願いできる一社となっています。
買取方法は店頭・宅配・出張の3つから全国対応しています。中でも出張買取は希少価値の高い切手を持ち歩く必要が無く、玄関先で即日換金も可能です。
また「福ちゃん」には切手の写真を送るだけで簡易査定をしてもらえる「WEB査定」が用意されており、いきなり買取申込を行うことに抵抗を感じる方も安心して利用できるシステムが導入されています。
気になる買取価格ですが、数ある切手買取業者の中でも屈指の高さを誇ります。私自身が査定依頼をしたのは1年以上前ですが、数ある切手買取業者の中で頭一つ抜けた価格を提示したのも「福ちゃん」でした。
出張費・査定料・キャンセル料、いずれも手数料0円です。買い取ってもらうかはさておき「とりあえず総額いくらになるか知りたい」「相見積りだけ取りたい」という場合にも問題なく利用することができます。
福ちゃんの買取実績
福ちゃんの公式サイトには切手の買取実績が一部掲載されています。少量でも数万円、切手アルバムともなれば数十万円を超える買取価格が期待できることが分かります。
福ちゃんの口コミ・評判
父が昔に集めていた古い切手でしたが、切手の価値などわからないので、大した金額にはならないと思っていましたが、予想外の買取価格に驚きました。本当にありがとうございました。
引用:お客様の声 - 福ちゃん
最初は家に来てもらうことに抵抗がありましたが、スタッフの方が非常に丁寧に対応してくださり安心できました。買取価格はもともと処分する予定だったので、少しでもお金になって良かったと思ってます。
引用:お客様の声 - 福ちゃん
他の買取店に依頼した時は、まったく知識の無い人間が来てイライラしたが、福ちゃんはちゃんと切手のことをわかっている人間が査定に来てくれて良かった。また機会があったら利用したいと思う。
引用:お客様の声 - 福ちゃん
第3位 買取プレミアム
総合評価 | ★★★★★ |
---|---|
買取価格 | ★★★★★ |
サポート | ★★★★★ |
対応速度 | ★★★★★ |
買取方法 | 店頭・宅配・出張 |
出張範囲 | 日本全国 ※一部地域除く |
特筆事項 | ・女性査定員指定サービス ・クーリングオフ制度導入 |
買取プレミアムの特徴
おすすめ第3位は「買取プレミアム」です。
「買取プレミアム」は対応速度よりも質の高い査定を行うことをモットーとしており、第3位とはいえ業界上位の買取価格を誇ります。
買取申込の受付や問い合わせ対応は24時間365日無休で行っており、お急ぎの方はもちろんのこと、日中なかなか時間が作れない方も使い勝手の良いサービスとなっています。
また出張買取を希望する女性のお客様に対しては女性査定員の指名サービスを提供しており、自宅に男性を招くことに抵抗感を感じる方も安心して利用できるかと思います。
買取プレミアムの買取実績
買取プレミアムでも買取実績が公開されています。公開されている実績は複数の切手アルバムのみではありますが、それぞれ50万円以上の買取価格が付いていることが分かります。
買取プレミアムの口コミ・評判
趣味でコレクションしていた切手も興味がなくなりました。家に置いておいても仕方ないので買取してもらうことに。コレクションの中には発行枚数が少ないシートやバラの記念切手も含まれており、発行枚数が少ないものは希少価値が高く、額面以上の金額で買取して貰えるなど、思っていた以上の金額で売れて満足しています。
祖母に頼まれて、祖父が収集していた切手を買取してもらうことにしました。近所に切手を買取してくれそうなお店がなく、ネットで売れないか探していたところこちらを見つけました。査定員さんに祖母宅まで来て来て頂き査定してもらいました。シート状の切手が200枚近くあり、買取額は満足できるものでした。ありがとうござました。
世界各国の切手を集めるのが父の趣味ですが、コレクションが増えすぎて興味が薄れたものを処分したいと相談されたので買取の依頼をしました。買取の基本は未使用やバラではないものがを前提にしているところが多い中、こちらだったらどんな状態でも査定して下さるというところが気に入りました。予想外の高値になり父も喜んでいます。
まずは:福ちゃんに無料見積すべし!
普通切手の買取相場、気になる買取業者は見つけることはできましたでしょうか?
基本的に発行枚数が多い普通切手といえど、プレミア切手も多数あります。ですので「切手の価値」を買取価格に反映してくれる切手買取業者の利用がやはり安心です。
今回ご紹介した買取業者の中では「福ちゃん」は特におすすめです。査定料・キャンセル費用・出張費用はいずれも無料。
「他店より7万円高く売れた」「査定士が価値の高い切手を逐一教えてくれた」「キリが良いからと買取金額を2000円上乗せしてくれた」など口コミについても上々です。売り先選びでお困りの方は是非検討してみてください。