どうせ切手を売るなら、なるべく高く買い取ってもらいたいですよね?
実は切手は種類によって価格に幅があり、プレミア切手と呼ばれる額面以上の値がつくものでも買取価格はピンキリなのです。
そこで各種切手の買取相場となるべく高く買い取ってもらうためのポイントをご紹介します。
この記事でご説明する内容は下記の通り。
- 普通切手の買取相場
- 記念切手の買取相場
- プレミア切手の買取相場
- 切手の買取金額を高くするためのポイント
- オススメの切手買取専門店2選
普通切手の買取相場
現行の普通切手は、企業などにビジネス利用で一定の需要があり、額面に応じて一律に設定された買取レートで価格が決まります。また、一枚ごとのバラとシートでは買取金額が異なりますが、一般的にはバラの方が価格が安く、概ね額面に対して70~80%程度のレートで買取されるようです。一方、シートの場合は、額面に対して95%前後と比較的高いレートで買取価格が設定されています。
バラであっても、同じ額面の切手がまとまって手元にあるのであれば、台紙に貼ることで買取価格を高くしてくれるお店もあります。基本的にはA4のコピー用紙にシートと同じように100枚単位でまとめて貼るかたちになりますが、買取店によっては専用の台紙を用意している場合もあるので事前に確認するようにしましょう。台紙貼りの買取相場は大体80~90%になることが多いようです。
現行の普通切手は価格が安定しているものの、個人で日常的に郵便を使うことが少なくなってきたこともあり、場所によっては買取価格が相場を下回ることも珍しくありません。店舗で売るのであれば、企業の需要が見込めるオフィス街などの方が価格が高くなる傾向があるので覚えておきましょう。
記念切手の買取相場
記念切手は、国の特別な行事などを記念して臨時で発行される切手のことです。通常の普通切手と比べて、発行数が限られているので価値がつきやすいとされていますが、下記のような記念切手は値がつきづらいです。
- 発行年月が新しいもの
- 発行数が多いもの
- 人気がないもの
大体昭和30年以降に発行された記念切手は基本的にプレミア価値がつかないと考えていいでしょう。さらにこうした記念切手は柄が派手で独特なためビジネスで使いづらく、普通切手よりも買取価格が低くなる場合が多いようです。バラだと額面の60%前後、シートでも70~80%程度が相場でしょう。
記念切手の価格一覧
オリンピック記念切手
東京オリンピックや長野オリンピックなどが開催された年には、オリンピック記念切手が発行されましたが、きれいな状態のものが多く市場に出回っており、それほど人気も高くないため、買取価格は額面と同じくらいになるようです。
切手名称 | 買取相場 |
---|---|
第18回オリンピック東京大会記念切手 | 10~60円程度 |
長野オリンピック冬季大会募金切手 | 80~90円程度 |
札幌オリンピック冬季大会記念 | 20~50円程度 |
年賀切手・お年玉記念切手
年賀状など新年の挨拶用に特別に発行されるのが年賀切手ですが、年賀はがきと同様に、くじ付きのお年玉切手も販売されています。昭和初期~中期にかけての年賀切手の中には高値で取引されるものも多いようです。
切手名称 | 買取相場 |
---|---|
昭和11年 年賀切手 壱銭五厘 富士山 | 1,000円程度 |
昭和27年 年賀切手小型シート翁の面 | 3,000円程度 |
昭和24年 年賀切手 羽根つき | 100円程度 |
昭和12年 年賀切手 二見ケ浦の夫婦岩 | 250円程度 |
プレミア切手の買取相場
プレミア切手とは、額面よりも高値で取引される稀少価値が高くコレクターに人気の切手のことです。普通切手や記念切手などの種類に関係なく、発行年月が古く、発行数・現存数が少ない珍しい切手に高値がつく傾向があります。
プレミア切手の価格一覧
見返り美人
記念切手の中で最も有名なプレミア切手といれば、見返り美人でしょう。珍しい縦長で日本で発行された中で最大のサイズで非常にインパクトがあり、浮世絵風のデザインは海外でも人気があります。バラでも買取相場は3,000円以上と高額で取引されているようです。
月に雁
見返り美人と並んで有名で人気が高いのが、月に雁です。見返り美人の翌年に発行され、同じく縦長のデザインと歌川広重の浮世絵を図案とした美しいデザインは国内・国外問わず高い人気を誇ります。買取相場はバラであっても5,000円以上になるでしょう。
赤猿(子ザル)
最近急激にその価値が上昇していると言われるのが中国切手。特に文化大革命の頃に発行された切手は稀少価値が高く、中国の富裕層が資産形成目的で収集しているために価格が高騰しているのです。最も有名な中国切手である赤猿と呼ばれる年賀切手は、バラでも10万~20万円という高値で取引されています。
毛主席の最新指示
毛沢東をモチーフにした切手はいくつかありますが、いずれも稀少で人気が高いために高額買取の対象になっています。中でも最も価値が高いといわれる切手の一つが、毛主席の最新指示。毛沢東の顔と、5つの最新指示が描かれた5枚組になっており、セットなら30~40万円もの値がつくと言われています。
切手の買取金額を高くするためのポイント
なるべくきれいな状態で査定に出す
普通切手であれば、額面が見えなくなるなど大きく破損していなければ、多少状態が悪くても買い取ってくれることが多いですが、プレミア切手の場合は、保管状態が買取価格に大きく影響します。テープや糊の跡、破れ、汚れなどに気を付け、査定に出す前にはできるだけきれいな状態で出しましょう。バラの場合は、額面や種類ごとに小分けにしてください。
切手は基本的に未使用のものが買取対象になりますが、珍しいプレミア切手の場合は使用済みでも値がつくことがあります。また、消印がきれいに丸く枠内に押されている満月と呼ばれるものや、現在では使われていないような珍しい印が押されたものは、未使用のものよりも高値がつくこともありますので、あきらめずに査定に出してみましょう。
切手買取専門店に査定を頼む
稀少価値の高いプレミア切手は、専門知識と高い買取実績のある切手専門買取業者でないと適切な価格で買い取ってもらうことが難しくなります。現行の普通切手であれば、比較的相場が安定しているため、オフィス街の駅近にあるような金券ショップでも相応の価格がつきますが、もし、大量に持ち込んだ切手の中にプレミア価値の高い切手が紛れていた場合、大きな損をしてしまう可能性も。
売る切手の数が少なければ、オークションやフリマアプリなどを利用するのも一つの手ですが、こちらに知識がない場合は買い叩かれてしまう恐れもありますし、個人間の取引だと入金や発送の段階などで思わぬトラブルに見舞われる可能性もあるかもしれません。安心・安全に大切な切手を買い取ってもらうのであれば、信頼のできる切手買取専門店に任せるのが一番と言えるでしょう。
オススメの切手買取専門店2選
バイセル
そこで当サイトでおすすめしているのがバイセル。厳しい研修や基準をクリアした専門の査定士が一枚一枚丁寧に査定してくれます。他では買取不可となってしまうような切手でも思わぬ高値がついたなどの口コミも多く、業界では圧倒的な買取実績を誇ります。
独自の豊富な販売ルートと、実店舗をもたずにネット宅配・出張専門とすることで無駄なコストを削減し、高い買取価格を実現しています。スピード査定で、女性査定員が多くいるのもおすすめのポイントです。
さらに相談・査定・宅配・出張手数料が無料で、ほぼ日本全国出張対応しているので、遠方に住んでいる、大量の切手を売りたい、という方でも安心して気軽に利用できます。
福ちゃん
福ちゃんも、バイセルと同様、業界では比較的高水準の実績のある切手買取業者の一つです。各種手数料が無料というのもおススメのポイントと言えるでしょう。
ただ、バイセルと比べると、全体的に買取価格が若干低く、切手によっては思うような高値がつかないという声も多く聞かれます。また、プレミア切手であっても、状態が悪いとかなり値下がりしてしまうようなので注意してください。
まとめ
切手の買取金額は切手の種類によって多く異なり、プレミア切手と呼ばれる稀少価値の高い切手は驚くほど高額で取引されています。なるべく高く買い取ってもらうために、ある程度相場を把握しておくことも大事なことでしょう。しかし、知識がない場合はその判断もなかなか難しいもの。バイセルのような信頼と実績のある買取専門店に任せるというのが最も重要なポイントと言えるかもしれません。