「切手買取の相場はいくらなのか」「どこが高く買い取ってくれるのか」このような事でお困りではないでしょうか?
1枚あたり数万円の値が付くこともあるのが切手。できれば価値に見合った適正価格で買い取ってもらいたいというもの。
とはいえ「どんな切手に高く売れるのか」「どんな場所なら高く売れるのか」など、切手の知識などほぼ無いに等しい。
そんな方の悩みを解決すべく、この記事では以下内容について”初心者の方もわかるように”解説していきたいと思います。
切手を売る前に知るべき基礎知識
漠然と「切手をどこかで売ろう」とは思うものの、正直なところ切手のことなどサッパリわからない。
切手収集ブームが衰退した今となってはよくある話です。とはいえ1枚でも数万円の値が付くことがある切手。適当に近所のお店で売ってしまうのは大損のリスクが付きまといます。
そこでまずは「切手を売る前に知るべき基礎知識」を解説していきたいと思います。切手は買取においてどのように取り扱われているのか事前に理解しておきましょう。
- 1. 切手は種類が星の数ほどある
- 2. 切手は状態ごとに価値が異なる
- 3. 買い取ってもらえない切手もある
- 4. 買い取られた切手の行方
- 5. 切手は早めに売った方が良い
1. 切手は種類が星の数ほどある
切手は「普通切手」「記念切手(特殊切手)」「ふるさと切手」「中国切手」など多種のカテゴリーに分類されていおり、各カテゴリーには星の数ほど切手が存在します。
日本切手だけでも2019年時点で8,700種類以上が発行されており、海外の切手も含めるとその数は更に膨れ上がります。
この膨大な切手の中には、1枚あたり数万円~数十万円の価値を持つ切手も紛れ込んでいます。
つまり切手知識に乏しい買取店、金券ショップなどで安易に換金すると価値ある切手が格安で買いたたかれてしまう可能性もあるのです。
普通切手:使用を前提に発行された切手
記念切手:時事・行事を記念した切手
年賀切手:干支・正月を記念した切手
航空切手:航空事業の振興を意図した切手
公園切手:自然・森林の保存を意図した切手
軍事切手:軍事関連の郵送物に使われた切手
中国切手:中国で発行された切手
ふるさと切手:各地域の振興を意図した切手
グリーティング切手:祝辞用に作られた切手
2. 切手は状態ごとに価値が異なる
「価値の高さ」は自ずと買取価格の高さに繋がりますが、実際には「切手の保存状態の良さ」も加味された上で最終的な買取金額が決まります。
保存状態としては「バラ<田型<シート<ボストーク(切手アルバム)」の順番で高価買取されやすくなります。
ちなみに「ボストーク」とは関係性のある切手、ある期間に発行された切手をページ単位で集約した切手アルバムのことを指します。コレクター向けの品であり、切手発行と共にボストーク用にページ単位での発売が行われています。
バラ:1枚、単片状態
田型:4種が「田」の字で繋がっている
シート:同種が連刷状態で繋がっている
ボストーク:各切手がページ単位で集約されている
3. 買い取ってもらえない切手もある
高価買取される切手とは逆に、どうしても買い取ってもらえない切手もあります。
それは「破れた切手」です。新しい切手は余白(白い縁)部分の破れであれば、郵便局での交換ができます。しかし印面(図柄の部分)まで破れている場合は、切手としての効力が無くなり「紙切れ」に等しい価値となってしまいます。
このような切手は残念ではありますが、お金に換えることは出来ないと割り切って考えましょう。
破れ:買取不可
汚れ:買取可能、二級品として減額
消印付き(使用済み):古い切手のみ買取可能
4. 買い取られた切手の行方
買い取られた切手はどのようになるかというと、基本的には再販されます。格安切手の販売店などで売られている切手がこれに該当します。
その販売店がどのような切手を取り扱っているかによって「店側が買い取りたい切手」もそれぞれ異なり、延いては買取価格にも影響します。
例えば「金券ショップ」は使うことを前提としたお客さんが多いことから「新しい普通切手」の買取を好み、逆に「古い切手」「記念切手」などコレクターが欲しがる切手は「切手買取業者」などが買取を好みます。
このように自分が持っている切手に合わせてお店を選ぶことが、高価買取を左右するテクニックです。
新しい切手:金券/チケットショップ
古い切手:切手買取業者、切手専門店
5. 切手は早めに売った方が良い
「切手は価値や価格がより高騰するまで塩漬けにした方が良いのではないのか」と考える方もいます。
しかし切手は早いうちに売ってしまった方が良いでしょう。なぜなら切手収集が衰退している現在において、切手の買取相場は下降傾向にあるからです。
確かに「切手収集ブーム」が巻き起こっていた昭和40年代であれば、発売当日中に販売価格の2~3倍で売ることもできました。しかし当時と比較して「需要」が激減した今となっては、切手の塩漬けはデメリットでしかないのです。
・切手趣味週間「月に雁」シートの買取相場
1965年(昭和40):60,000円~70,000円
2019年(令和元):23,000円~38,000円
切手の買取相場・価格一覧
切手に関する基礎知識を知っていただいたところで、次は一番気になるであろう「切手の買取相場・価格」について解説したいと思います。
切手の買取相場ですが、その切手の価値が「額面以下」か「額面以上」で買取価格は大きく異なります。
ちなみに「額面以下」の切手とは新しい切手であったり、残存数が多く確認されているなど「希少価値がそこまで高くない切手」を指します。
一方「額面以上」の切手とは発行枚数や残存数が極めて少ない切手を指し、いわゆる「プレミア切手」に該当するものです。
これらが具体的にどれくらいの価格差があるのか、さっそく見ていきましょう。
基本は額面ベースでの買取
「額面以下」の切手は、換金率に従った額面ベースでの買取が基本となります。
「額面」とは切手に記載された値段のことを指し、「換金率」は各買取店が定めている買取レートのことを指します。
例えば、換金率80%のお店で新品の80円切手を売った場合、買取価格は最大64円となります。
プレミア切手に該当しない切手は、基本的にこの「額面ベースでの買取」が行われます。また「シート」か「バラ」かで換金率は20%前後ほど異なるということも覚えておきましょう。
・50円切手(20面シート) 換金率86%
額面1,000円×換金率0.86=買取価格860円
・50円切手(バラ) 換金率61%
額面50円×換金率0.61=買取価格30円
プレミア切手の買取相場
「額面以上の価値を持つ」プレミア切手ですが、買取相場として表現することは非常に困難です。
というのも、”シート状態で数万円”の切手もあれば、”1枚で数万円”になる切手もあるからです。
また「幻の一枚」と呼ばれるような逸品ともなれば1枚あたり1,000万円以上の値が付くものまであります。このように価格差がありすぎるが故に、全体相場として出すことは不可能なのです。
とはいえ、やはり買取価格は気になるところ。次にごく一部ではありますが、確実に高価買取されるプレミア切手の買取価格についてご紹介していきます。
普通切手「竜文切手」の買取価格
「竜文切手」は日本で初めて発行された手彫の普通切手です。1871年~1876年の期間に発行・使用されていたおり、100年以上前の切手ということもあって非常に高額取引されている1枚です。
買取相場は1枚あたり6,000円~10万円。切手の額面、余白の有無、保存状態、第一版・第二版かで買取価格は上下しますが、いずれにしても安定した高価買取が期待できる切手です。
記念切手「見返り美人」の買取価格
1948年発行「見返り美人」はコレクターから絶大な人気を誇る「切手趣味週間」シリーズ第2回にあたる記念切手です。
買取相場は1枚あたり2,000円~4,500円。5面シートなら25,000円前後の買取価格が期待できます。
切手取集の世界では定番の切手でもあり、所持している可能性が高いプレミア切手でもあります。
中国切手「赤猿(子ザル)」の買取価格
1980年発行「赤猿(子ザル)」は中国切手の中でも最も有名なプレミア切手です。
買取相場は1枚あたり10万円以上です。発行枚数が極めて少ないこと、また投機目的に大量購入されたことが高額の要因となっています。
1枚でも安定した高価買取が期待できますが、80面シートであれば買取価格はなんと500万円以上にも膨れ上がります。
切手はどこに売るべきなのか
切手の買取相場・買取価格についてご説明しましたが、これらはあくまでも全体的な相場です。
実際には売る場所によってプレミア切手の取り扱い方が異なったり、換金率も買取店ごとに異なります。
そこで、この章では以下の内容について触れていきたいと思います。
- 金券ショップの切手買取はどうなのか?
- メルカリ・ヤフオクで売るのはどうなのか?
- 郵便局で買い取ってもらうことはできるのか?
- 地元の質屋に持ち込むのはどうなのか?
- 切手買取の専門店はどうなのか?
金券ショップの切手買取はどうなのか?
「金券/チケットショップ」における切手買取は、換金率に従った額面ベースでの買取が基本となっています。
ちなみに店先で「換金率90%!」など魅力的な広告文を目にしますが、こちらは新品・美品シート状態の切手に該当する切手に適用される換金率であるということに注意が必要です。
実際は状態によって換金率は下がるため、目安として50%~80%を実質的な買取相場として見ておきましょう。
・換金率に従った額面ベース買取が基本
・新しい普通切手の買取を好む
・即金性に優れている
・切手の価値は買取価格に考慮されない
・古い切手の買取には不向き
メルカリ・ヤフオクで売るのはどうなのか?
「メルカリ・ヤフオク」を使って切手を売ることもできます。ただし基本的にコレクターを取引相手とするため、売り手もそれなりの切手知識を必要とします。
価値に対して安すぎる価格で販売すれば直ぐに売れますが損をしてしまい、逆に販売価格が高すぎれば誰も入札してくれない。このようなことが知識不足では容易に起きてしまいます。
また切手の保存状態についてもよく着目されます。美品状態かどうかが取引成立を左右する大きな要素となるわけですが、自分が美品だと思っていても目利きのある人からしたらそうでないことが多々あります。
こういった場合はクレームが届くなど、トラブルに発展するリスクも少なからずあるのです。
・販売価格を自由に設定できる
・取引相手は基本的にコレクター
・切手の価値・相場に関する知識が必要
・切手の状態を判断する目が必要
・販売テクニックが必要
郵便局で買い取ってもらうことはできるのか?
「郵便局で不要な切手を買い取ってもらうことはできないのか」とよく質問されますが、郵便局で切手の換金をすることはできません。
換金はできませんが切手の額面に応じて、ハガキなどに交換することはできます。ですが別途手数料がかかる上に、ハガキ何十枚分にもなる可能性を考えると別で売った方が良いでしょう。
・額面に応じてハガキなどに交換できる
・交換手数料がかかる(1枚につき5円)
地元の質屋に持ち込むのはどうなのか?
地元に質屋があるという方は、こちらも気になるところではないでしょうか。
残念ながら質屋への持ち込みもあまりおすすめできません。なぜなら、質屋はブランド品・ブランド腕時計・貴金属をメインに取り扱っているからです。
中には切手を買取対象商品として取り扱っている店舗もあります。ですが切手収集が衰退している影響もあり、多くの店舗で切手買取が縮小傾向にあるのです。
また「プレミア中国切手」など限定的に買い取っている店などもありますが、複数所持している場合は他店にも足を運ぶ必要が出てくるため、どうしても二度手間となってしまうでしょう。
切手買取の専門店はどうなのか?
切手を売るなら「切手買取の専門店」が一番おすすめです。
切手知識に富んだ「プロ鑑定士による査定」で切手の価値が価格に考慮されることもそうですが、買い取った切手の販売ルートを複数持っていることが他と大きな違いです。
「新しい切手」は額面ベース買取、「古い切手」は価値に応じた買取価格でそれぞれ算出されます。手間もかからなければ、価値も考慮されますので最も効率的で高価買取が期待できる売り先と言えるでしょう。
切手を高く売るためのコツ
売り先としては「切手買取の専門店」がおすすめです。
「では、さっそく切手買取の専門店を探して売りに行こう」となりたくなるところです。ですが、どうせなら1円でも高く売りたいと思いませんか?
この章では、査定結果をより良い結果に近付けるべく「切手を高く売るためのコツ」について伝授したいと思います。
切手シートの切り離しは絶対にNG
切手シートを所持している場合は絶対に切り離してはいけません。
先述しましたが、切手の保存状態は買取価格に直接的に影響します。「バラ<田型<シート<ボストーク」という順で価値が高くなるという話をしたとおり、切り離した切手は最も価値が低い「バラ」状態となってしまうのです。
”2枚のみ繋がっている”切手シートなど切り離したくなる気持ちもわかりますが、切り離さずそのままの状態で査定に出すようにしましょう。
相見積りを取る
切手の買取を依頼する際は1社に決め打ちするのではなく、「相見積もり」を取って複数の買取店で比較、一番高いところで売るのが賢い売り方です。
ただし社会的なルールとして、買取店側には「相見積もり」であることを事前に知らせておきましょう。
また「見積り」には有効期限があります。「あの店もこの店も」と欲張って査定に出し続ければ有効期限が切れてしまいます。切手買取の専門店を3社ほど絞り込んだ状態で各社から「相見積もり」を取ると丁度良いでしょう。
切手を専門的に扱う店で売る
繰り返しになりますが切手は「切手を専門的に扱う店で売る」ようにしましょう。
切手の売り先によって切手の買取価格・換金率は大きく異なり、損するか否かを左右します。それほど売り先の選定は重要なのです。
では、どこの買取店に切手の査定依頼をすれば良いのか?
次項では初心者の方も安心して利用できる「おすすめの切手買取店」についてご紹介していきたいと思います。
切手買取におすすめなのは「福ちゃん」
切手買取を依頼するなら、まずは「福ちゃん」に査定してもらうことを強くおすすめします。
「福ちゃん」は買取実績600万点以上という確かな実績を持っており、切手買取を経験したことが無い方も安心して利用できる買取店となっています。
買取方法は店頭・宅配・出張の3つに対応、出張費・査定料・キャンセル料といった手数料は一切かからず、手数料0円で全国対応しています。
またクーリングオフ制度の導入により、査定後の返金にも対応しています。「どこで売ろうか迷っている」なら、まずは検討してみてもらいたい一社です。
福ちゃんの買取実績
上記は「福ちゃん」で実際に買い取られた切手の査定結果です。
現在、中国切手の価値が高騰しているということもありますが、切手アルバム2冊で30万円以上の買取価格が付いています。
とはいえ価値をしっかり考慮してくれるのが「福ちゃん」。バラ状態の日本切手・中国切手にも総額10万円以上の買取価格が付けられていることが分かります。
福ちゃんの口コミ・評判
生前祖父からもらった切手アルバムになります。私には価値が分かりませんので、必要とされる方の元に行けばいいなと思い福ちゃんにお任せしました。想像していたよりもかなりの高額でしたのでとても驚きました!お世話になりました!
引用:お客様の声 - 福ちゃん
父が趣味で集めていた物の一部お願いしました。非常に良い対応でした。私には価値は分かりませんが横に居た父は買取金額をにとても喜んでいました。また何か売れそうな物が家から出て来たらお願いしようと思います。ありがとうございました。
引用:お客様の声 - 福ちゃん
日本切手のボストークを見てもらいました。趣味で集めていましたが、身の周りの片付けのために、何店舗か持って行って最終的には金額の良かった福ちゃんへお願いしました。感じの良いスタッフの方でした。ありがとうございました。
引用:お客様の声 - 福ちゃん
福ちゃんの買取の流れ (出張買取)
1. 電話・WEB査定にて申し込み
まずは「福ちゃんの公式サイト」にアクセス。
「電話」あるいは「WEB査定」にて買取申込を行います。WEB査定では切手の写真を添付することで簡単査定もしてくれます。
ただし切手の写真は必須項目ではないため、写真なしでも買取申込は可能です。必要に応じて添付すると良いでしょう。
2. 訪問日のスケジュール決め
買取申込後「福ちゃん」から、出張買取における訪問日のスケジュールの電話連絡がきます。(電話申込の方は、その流れでスケジュール決めになります。)
査定してもらう品の量、訪問希望日を伝え、スケジュールを確定しましょう。ちなみに査定する品量によっては査定員2名での訪問となる場合もあります。
また着物・ブランド品・貴金属など、切手以外にも買い取って欲しい品がある場合は、その旨を伝えることでまとめて買い取ってもらう事も出来ます。
3. 出張日に査定員が訪問
電話にて決めたスケジュールに沿って、「福ちゃん」の査定員が自宅に訪問します。
自宅の中に招き入れることに抵抗感のある方は希望を伝えれば、玄関先での査定も可能です。
査定してもらいたい品を査定員に預け、査定結果が出るまで待ちましょう。待つ間に家事などしても特に問題はありません。
4. 査定結果の確認
査定が終わると査定結果の確認となります。
提示された買取価格に満足なら買取金額の支払い、納得できない場合は返品という流れになります。ただし「相見積もり」を希望している方は「見積書」を貰うようにしましょう。
出張費・キャンセル料はいずれも無料ですので、特にお金を用意しておく必要もありません。
まとめ:まずは「福ちゃん」で無料見積もりすべし
切手買取について、少しでもお役に立てましたでしょうか?
「価値と価格の関係」「買取の仕組み」「買取店ごとの特徴」など、知るべきことさえ押さえれば意外と切手買取はシンプルです。
切手は少量でも数十万円の買取価格になる可能性があります。安易に売るのではなく、複数の専門店で「相見積もり」を取り、一番高い価格を提示してくれたところに売るようにしましょう。
どこに査定を依頼するか迷っている方は、まず「福ちゃん」に買取をお願いすることをおすすめします。
出張費・査定料・キャンセル料はいずれも無料ですので「相見積もり」を取るのにも非常に向いと思います。
どの買取店を利用するかは人それぞれではありますが、良ければ是非「福ちゃん」を利用してみてください。
上記の記事では2019年版「切手買取おすすめ業者3選」をご紹介しています。相見積もりを取る買取店をお探しの方は併せてチェックしてみてください。