「東京天文台創設75年記念」切手の価値と買取相場の詳細

2019年6月10日 2019年6月18日

「東京天文台創設75年記念」切手の概要

「東京天文台創設75年記念」は、東京天文台(現：国立天文台)が創立から75周年を迎えたことを記念して発行された記念切手です。

発行日は1953年10月29日。額面は10円の1種類のみ、発行枚数は300万枚となっています。

図柄は「赤道儀ドームと星座」が青色で刷られており、切手の下部には「東京天文台創設75年記念」の印字が記されているのが特徴です。

切手の題材となった「東京天文台」は、東京帝国大学(現：東京大学)に星学科が設立、それに伴い1888年に東京の麻布に「帝国大学附属東京天文台」として設置されたことが始まりです。

後に麻布周辺の街灯が普及したことにより、天体観測所に適さない立地ということで東京の三鷹へと移住、移住後は太陽黒点のスケッチ観測や天体の位置測定にも使用されました。

ちなみに切手の図柄としては「赤道儀ドーム」以外にも「巨大な電波望遠鏡」が候補として挙がっていましたが、一般人にとってあまり馴染みがないという点から採用されることありませんでした。

「東京天文台創設75年記念」10円切手の買取相場は美品状態で550円前後です。

美品と並品では大きく買取相場が異なる切手であるため、日頃から保存状態に気を配っておいた方が良いでしょう。20面シートで所持している場合は、状態にもよりますが10,000円近い買取価格が期待できます。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。

この記事を書いた人

某大手買取店にて8年勤務、店長経験あり。現在はフリーライターとして活動して2年が経ちます。元買取店スタッフとしての経験や知識を活かして、確かな情報をお届けできるように執筆しています！