発行年月日1940年10月25日
総発行枚数1,141万枚
額面の種類2銭・4銭
切手の価値普通

「教育勅語50年記念」切手の概要

「教育勅語50年記念(きょういくちょくご50ねんきねん)」は、戦前に教育制度の理念として流布された「教育勅語」が50周年を迎えたことを記念して、1940年10月25日に発行された記念切手です。

額面は2銭・4銭の2種類です。発行枚数は2銭切手が582万枚、4銭切手が559万枚となっています。

図柄は、2銭切手が山県有朋(内閣総理大臣)と吉川顕正(文部大臣)が皇居を歩いている「勅語下賜の図」、4銭切手は天皇陛下に対する尊敬と家族に対する敬愛の意味がある「忠孝」の文字が描かれているのが特徴です。

「勅語」とは天皇陛下が政治や行政に対して口頭で意思表示を伝えることで、俗に言う「天皇のお言葉」を指します。

切手の題材となった「教育勅語」は、勅語をもとに道徳教育を基本とした”教育の基本理念を示すための教科書”のようなものです。正式名称は「教育ニ関スル勅語」、1890年10月30日に発表され戦前の教育の根幹とされたものの、終戦後には廃止されました。

「教育勅語50年記念」切手の買取相場

2銭切手

教育勅語50年記念
  • 額面:2銭
  • 並品:40円
  • 美品:80円
  • 使用済:70円

「教育勅語50年記念」2銭切手の買取相場は美品状態で80円前後です。

切手買取における価値・需要はあまりなく、並品以下の2級品となると10円~30円といった価格になる場合もあります。

4銭切手

教育勅語50年記念
  • 額面:4銭
  • 並品:50円
  • 美品:100円
  • 使用済:80円

「教育勅語50年記念」4銭切手の買取相場は美品状態で100円前後です。

若干価値は上がりますが、2銭切手とほぞ同等の扱いとなります。ただし2種を揃えることでコレクションとしての価値が上がり、買取価格が増加する場合もあります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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