発行年月日1896年8月1日
総発行枚数2,420万枚
額面の種類2銭(2種)・5銭(2種)
切手の価値高い

「日清戦争勝利記念」切手の概要

「日清戦争勝利記念(にっしんせんそうしょうりきねん)」は日清戦争に日本が勝利したことを記念して、1896年8月1日に発行された記念切手です。この切手は戦争の勝利を記念しているだけでなく、皇族の顕彰と追悼の意味合いも含んでいます。

図柄には日清戦争で死去した「有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみや たるひとしんのう)」と「北白川宮能久親王(きたしらかわのみや よしひさ しんのう)」の肖像画が描かれています。それぞれ赤色の単色印刷の2銭切手、青色の単色印刷の5銭切手、計4種類の切手が発行されました。

日本で初めて図柄に肖像画が採用された切手としても知られており、緻密な表情を忠実に再現するため、当時全盛であった凸版印刷ではなく彫刻凹版印刷が採用され、さらに用紙は外国製が使用されました。

発行枚数は2銭切手がそれぞれ1,000万枚、5銭切手がそれぞれ210万枚です。記念切手は一般的に発行枚数や販売期間が限定的ですが、この切手は人気のあまり発行後8ヶ月以上も製造が続き、記念切手としては異例の長期販売となりました。

「日清戦争勝利記念」切手の買取相場

2銭切手

日清戦争勝利記念
  • 額面:2銭(2種)
  • 並品:1,200円
  • 美品:2,200円
  • 使用済:160円

「日清戦争勝利記念」2銭切手の買取相場は美品状態で2,200円前後です。4種類の額面がありますが、2銭切手は赤色で印刷されているのが特徴です。

5銭切手

日清戦争勝利記念
  • 額面:5銭(2種)
  • 並品:2,800円
  • 美品:6,000円
  • 使用済:160円

「日清戦争勝利記念」5銭切手の買取相場は美品状態で6,000円前後です。発行部数が2銭切手よりも少ないため、切手の価値・買取相場ともに2銭切手より高めとなっています。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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