着物買取のからくりとは?その後の販路や悪質業者を避けるための注意点を解説

着物買取は、不要になった着物を現金化できる便利なサービスですが、その背景には複雑な仕組みが存在しています。

なかには悪質業者に騙され、想像以上に低い査定金額を提示された方も少なくありません。

悪質な業者から身を守り、高額売却を狙いたいのであれば、着物買取のからくりを知ることが大切です。

そこで本記事では、着物買取のからくりに加え、その後の販路や悪質業者を避けるコツについて解説します。

着物買取で高額査定を狙いたい方、悪質な業者から身を守る方法が知りたい方などは、ぜひ参考にしてみてください。

目次

着物買取のからくりとは?その後の販路は?

買取に出した着物は、さまざまなルートで新たなオーナーのもとに旅立ちます。

買取された着物の主な販路は、次の7つです。

  • 自社サイト
  • ネットオークション
  • レンタル着物店
  • 中古着物店
  • 海外向け
  • 写真館
  • リメイク、端切れ

ここからは、それぞれの販路について詳しく解説します。

大切にしていた着物の行方が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

自社サイト

着物買取後の一般的な販路として、自社サイトでの販売が挙げられます。

自社サイトの場合、仲介業者の手数料がかからないため、買取価格に反映される可能性があります。

また自社サイトでの販売は、ほかの販売ルートに比べて迅速に進みやすいことも特徴です。

さらに透明性も高く、どのような形で販売されるのかを事前に確認できるメリットがあります。

大切な着物がどのように扱われるのか気になる方は、販売サイトのURLのほか、販売期間などについても質問してみるとよいでしょう。

いつまで販売されるのかを確認することで、今後の動向を把握できます。

ネットオークション

近年、買取後の着物の販路として、ネットオークションへの出品も主流になりつつあります。

ネットオークションによる販売の場合、複数の入札者が競り合うことで、思わぬ高値がつくことが予想されます。

さらに商品の状態が写真で詳しく掲載されるため、状態のよい着物ほど高値がつきやすいことも特徴です。

なおネットオークションには、次の2種類があります。

  • 一般向けのオークション
  • 業者向けのオークション

一般消費者向けのオークションは、取引量が小ロットから大ロットまでさまざまです。

一方、業者向けオークションは大ロットでの取引が多く、相対的に取引価格も高くなります。

一般向けオークションよりも大量の着物を一度に販売できることから、効率的な在庫処分が可能になります。

そのため、業者向けオークションは、着物の買取業者から販路として選ばれやすいことが特徴です。

レンタル着物店

買取された着物は、レンタル着物店に渡ることもあります。

レンタル着物は需要が高く、結婚式や入学式、成人式、卒業式などのさまざまなシーンで活用されています。

とくに着る機会の少ないフォーマルな着物は、レンタルを選ぶ方が多い傾向です。

レンタル着物店側も多くの着物を用意しておきたいため、ネットオークションや買取業者から購入します。

なおレンタル着物店では、状態のよい着物ほど選ばれる傾向があります。そのため、手放した着物が大切に扱われる可能性が高いでしょう。

ただし、レンタルという性質上、多少の傷みや汚れがつく可能性はあります。

中古着物店

買取されたあとの着物は、中古の着物を扱う「呉服店」などに渡るパターンもあります。

中小規模の中古着物店は、地域密着型の場合が多く、買取着物数が集まりにくい点がデメリットです。

店内で販売する中古着物が品薄になるため、さまざまなデザインやサイズの着物を取り扱う買取業者から、希望する着物を仕入れます。

もちろん着物買取業者にもメリットがあり、中古着物店への販路を持つことで、さらなる利益を出せるのです。

なお中古着物店への販売には、直接取引のほか業者向けオークションなども活用されています。

海外向け

近年、着物は海外からの人気が高まっており、日本の伝統文化として注目されています。

実際に海外からバイヤーが買い付けにきたり、外国人観光客がお土産として購入したりなど、需要は高まる一方です。

また海外での販売は、国内での販売に比べて高値がつきやすく、買取価格の向上につながることもあります。

とくに古くからあるアンティーク着物や、高品質な絹織物で作られた高級着物は、高値がつきやすい傾向です。

思い入れのある着物が、海外で新たな価値を見出されるかもしれません。

写真館

比較的状態のよい着物であれば、写真館で再利用されることもあります。

写真館で着物が利用されるシーンは、七五三や成人式、卒業式、結婚式など、記念写真の撮影時です。

買取された着物は、レンタル衣装として活用されることで、再び多くの方に感動を与えられます。

また写真館は、集客のために多種多様な着物を揃えたいと考えています。

新しい着物を購入するよりも、買取された着物を仕入れることで、コストを削減可能です。

買取業者側も写真館に販売ルートを持っていれば、さらなる利益につながるため、双方にメリットがあります。

リメイク・端切れ

買取後の着物は、リメイクして販売されることもあります。

リメイクされることが多いのは、シミや汚れ、カビなどがあり、再販売が難しい着物です。

状態のよい部分のみ切り取ることで、洋服やバッグ、小物、インテリアアイテムなどに活用できます。

小さな布切れでも、組み合わせ方によっては個性的な作品を生み出すことも可能です。

リメイクされた小物は国内外問わず人気を集めており、着物文化を現代につなげられるメリットがあります。

状態の悪い着物でも買取に対応している業者が存在するのは、リメイク商品を作ることで利益につながるためです。

なおリメイクされた着物は、自社サイトやリメイク専門のオンラインショップなどで販売されます。

着物買取が儲かるからくりは?

ビジネスモデルによるものの、着物買取は儲かりやすい傾向にあります。

着物買取業者の業績が比較的好調なのは、主に着物の再販売と抱き合わせ買取によるものです。

ここからは、着物買取が儲かるからくりについて解説します。

着物の再販売

前述のとおり着物買取業者は、着物を多様なルートで再販売することで、高い利益を得ています。

  • 自社サイト
  • ネットオークション
  • レンタル着物店
  • 中古着物店
  • 海外向け
  • 写真館
  • リメイク

とくにアンティーク着物や有名作家による着物などは、高額で取引されることが多く、利益率が高い傾向です。

着物を譲渡したい方(供給)に対して、着物を探している方(需要)が常に存在するため、着物買取は安定したビジネスモデルといえるでしょう。

また着物は海外での需要も高いことから、大手買取業者の中には国外に支店を設置しているところもあります。

抱き合わせ買取

着物買取業者は、抱き合わせ買取からも利益を得ています。

抱き合わせ買取とは、着物のみでなく、ブランド品や貴金属なども同時に買い取る手法のことです。

ブランド品や貴金属などは需要が高く、買取後の価格も下がりにくいため、安定的な利益につながると考えられています。

顧客側も抱き合わせ買取により、一度に複数の品物を処分できるメリットがあります。

しかし、買取業者の中には着物の買取を口実にし、本来の目的であるブランド品や貴金属を安く買い取ろうと企む業者も存在します。

しつこく抱き合わせ買取を提案されたり、高圧的な態度をとられたりした場合は、遠慮せずに断ることが大切です。

無理にすべての品物を売却する必要はないため、本当に手放したいものを厳選して買取に出しましょう。

「着物の高価買取なんてありません」は本当?

インターネットやSNS上では「着物の高価買取なんてありません」という発言が話題になっています。

これは京都にある帯の仕立て業者が、悪質な訪問買取業者による被害を減らすために発言したものです。

着物の高価買取を謳っていても、実際は安すぎる価格を提示したり、手放すつもりのない貴金属を無理やり売らせたりなど、着物の買取におけるトラブルは少なくありません。

また着物の買取価格は、需要と供給のバランス、着物自体の品質、市場のトレンドなどに大きく左右されます。

着物を日常的に着る方は減り、需要も下がっているため、業者は低価格での買取をおこなうことがあります。

「着物の高価買取」は必ずしも嘘ではありませんが、鵜呑みにせず、慎重に判断することが大切です。

悪徳業者に騙されず、正確な査定を受けるためにも、インターネットでの情報収集や複数業者への見積もりを欠かさずにおこないましょう。

着物の買取価格が安くてがっかりする原因

着物の買取を依頼してみたものの、買取価格を見て落胆するケースも少なくありません。

実際に着物買取は、期待するほど高く売れない場合が大半です。

そこで、ここからは着物が安く買取される原因を5つ紹介します。

シミ・カビが発生している

シミやカビが発生している着物は、買取価格が下がる、もしくは買取不可になる可能性が高いでしょう。

なぜならシミやカビの除去には、クリーニングや修復が必要となり、その費用が買取価格から差し引かれるためです。

とくに目立つ部分や広範囲に及んでいる場合は、買取価格への影響が大きくなります。

さらにシミやカビのみでなく、虫食いも買取価格が下がる要因の一つです。

またシミやカビが深く染み込んでいたり、虫食いで生地が大きく破損していたりする場合、修復が困難と判断されて買取不可となる場合もあります。

しかし、着物の種類や状態、買取業者によって評価は異なるため、諦めず複数の業者に査定依頼を出すとよいでしょう。

素材がウール・ポリエステル

着物の素材がウールやポリエステルだと、絹の着物と比較して買取価格は安くなる傾向にあります。

絹に比べてウールやポリエステルは耐久性が高く、長持ちする素材です。

しかし絹の持つ風合いや光沢、着心地は、ウールやポリエステルには出せない魅力があります。

伝統的な価値が評価されるのは主に絹の着物であるため、ウールやポリエステルの着物は希少価値が低いと判断されがちです。

しかし高級ブランドの着物であれば、素材がウールやポリエステルでも、ある程度の買取価格がつくこともあります。

そのため、ウールやポリエステル製の着物でも、捨てる前に一度買取業者に相談してみることをおすすめします。

サイズが小さい

サイズの小さい着物は需要が少なく、買取価格が下がる傾向にあります。

購入希望者が少ないことで、売却に時間がかかったり、売れ残ったりする可能性が高くなります。

そのため、買取価格が下がる、もしくは買取不可になる可能性が高いでしょう。

ただし、アンティーク着物や高価な素材の着物は希少価値が高く、サイズが小さくても高額で取引されることがあります。

有名な作家やブランドの着物も同様に、価値が評価されて高額で買取される可能性があります。

サイズが小さい着物でも、思わぬ高値がつく可能性があるため、捨てずに査定依頼に出してみるとよいでしょう。

色・柄の需要が低い

ファッションと同じように、着物にも流行があります。

流行から外れた色や柄のものは、需要が少なく、買取価格が下がる傾向です。

また夏向けの涼しげな色柄、冬向けの温かみのある色柄など、季節感が強い着物にも注意が必要です。

その季節以外に売却しようとすると、購入希望者の少なさから買取価格が下がる可能性があります。

反対に流行の色柄の着物、季節に適した着物であれば、比較的高い買取価格が期待できるでしょう。

ほかにも結婚式やお茶会などで着用するようなフォーマルな着物は、需要が高いことから、高値で売れる可能性があります。

証紙・落款がない

証紙や落款は、その着物の作者や産地、品質などを証明する重要な要素です。

証紙や落款がない着物は偽物の疑いがあり、買取業者は慎重な姿勢で買取をおこないます。

また着物の価値を判断するのも難しくなるため、買取価格は低くなることが予想されます。

とくに有名作家やブランドの着物の場合、証紙や落款によって価値が大きく左右されることが特徴です。

しかし証紙や落款がなくても、状態が非常によい着物であれば、高額買取される可能性はあります。

査定前にクリーニングに出したり、シミを落としたりなど、着物の状態を整えることがポイントです。

着物買取でトラブルを避けるための注意点

着物買取は不要な着物を現金化できる一方で、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。

買取に関する知識が不足していると、相場よりも安く買取されたり、悪質な業者に騙されたりするリスクが高まります。

そこで、ここからは着物買取でトラブルを避けるための注意点について解説します。

安心して着物買取を進めるために、次の点に注意しましょう。

買取価格の相場を確認しておく

着物買取でトラブルを避けるために、買取価格の相場を確認しておきましょう。

相場を知らないと、買取業者に安く買い叩かれる可能性があります。

相場を参考にしながら、複数の業者に見積もりをとることで、より適正な価格で売却できるでしょう。

またインターネットで着物買取の相場を検索すると、さまざまな情報が出てきます。

相場は着物の種類や状態、ブランドなどによって大きく異なるため、一つの情報に頼らず、複数のサイトで比較検討することが大切です。

そのほか、着物専門の査定士に相談するのも一つの手です。専門の査定士に相談すれば、より正確な査定額を把握できます。

アポなしの訪問買取に売らない

アポなしで訪問してくる業者には、なるべく着物を売らないようにしましょう。

通常、買取業者は事前に連絡を取り、了承を得てから訪問します。

約束せず自宅に押しかけるのは違法行為であり、相場よりも安すぎる価格を提示してきたり、手放すつもりのない貴金属の買取を強引に勧めてくる可能性があります。

とくに高齢者や女性に対しては、高圧的な勧誘をしてくる可能性が高いため注意が必要です。

また万が一トラブルに発展した場合、アポなしの訪問業者に連絡を取るのは難しいでしょう。

解決に時間がかかるばかりか、適切な対応を受けられない可能性もあるため、信頼できる業者に査定を依頼することが大切です。

インターネットやSNSなどで口コミをチェックし、事前に予約できる業者を選びましょう。

複数の業者に査定を依頼する

着物を買取に出す際は、複数の業者に査定を依頼しましょう。

複数の業者とやり取りすれば、それぞれの業者の対応や説明の仕方などを比較検討できます。

丁寧な対応をしてくれる業者や、専門知識が豊富な業者を選ぶ基準になるため、買取業者選びで失敗しにくくなるでしょう。

また複数の業者の査定額をチェックすれば、着物の一般的な相場を把握できる点もメリットです。

相場を知っておくことで、不当な価格で買い叩かれるリスクを軽減でき、適正な価格で取引できる可能性が高まります。

複数の業者と比較検討することで、より好条件で大切な着物を手放せるでしょう。

悪質な業者を見分ける

着物買取でトラブルを避けるためには、悪質な業者を見分けることが重要です。

悪質な業者は、さまざまな手口で着物を安く買い叩こうとしたり、トラブルに巻き込もうとしたりします。

悪質な業者を見分ける主なポイントは、次のとおりです。

  • アポなしでの訪問
  • 高圧的な態度
  • 強引な抱き合わせ買取の提案
  • 相場から大きくかけ離れた安値の提示
  • 鑑定書の偽造
  • クーリングオフ制度の説明がない

上記の特徴に一つでも当てはまる場合、悪質業者である可能性が高いといえます。

とくにアポなしの訪問買取は、トラブルに巻き込まれる可能性が高いため、細心の注意を払う必要があります。

また不審な点がない場合でも、契約書の内容をきちんと確認し、不明な点は必ず質問するようにしましょう。

着物を高価買取してもらえる業者の特徴

着物の高価買取を目指すためには、業者選びが非常に重要です。

着物を高価買取してくれる業者には、次のような特徴があります。

  • 全国対応の大手業者
  • 専門の査定員が在籍している
  • クーリングオフできる

ここからは、高価買取につながる業者の特徴を紹介します。

全国対応の大手業者

全国対応の大手買取業者は、海外を含む幅広い販路を持っています。

海外では日本文化に対する関心が高く、とくに着物に対する需要が旺盛です。

そのため、大手業者は国内のほか海外への販売ルートも確立しており、高値で売却できる可能性が高くなります。

また大手業者は大量の着物を効率的に仕入れ、販売するためのシステムが確立されている点も特徴です。

販売システムにより中間マージンを削減し、買取価格に反映させることで、より高い買取価格を提示できます。

加えて大手企業の場合、比較的安心して取引できる点もメリットといえるでしょう。

悪質業者を見分ける自信がない方は、知名度のある大手企業を選ぶのも一つの手です。

専門の査定員がいる

専門の査定員がいる業者は、高価買取の可能性が高い傾向にあります。

専門の査定員は着物市場の相場を常に把握しており、相場に基づいた適正な価格を提示できることが特徴です。

希少な着物や人気の高いブランドの着物であれば、価値を最大限に評価できるため、高額買取につながる可能性が高いでしょう。

また専門の査定員は、査定結果や理由などの説明も丁寧な傾向にあり、安心して取引を進められる点もメリットです。

着物の本当の価値を見極めてほしい方、丁寧な説明を求めている方などは、専門の査定員がいる業者を選びましょう。

クーリングオフできる

クーリングオフとは、契約完了後でも一定の期間内であれば、無条件に契約を解除できる制度のことです。

クーリングオフ制度と買取価格の高さに、直接的な関係はありません。

しかし、クーリングオフ制度の存在が消費者に交渉力を与え、より好条件で取引できる可能性があります。

またクーリングオフ制度があれば、安い買取価格を提示された場合でも、冷静にほかの業者との比較検討ができます。

そのため、買取に出す際は契約書をきちんと読み、クーリングオフ期間などについて確認しましょう。

着物買取業者のおすすめ5選

大切にしていた着物の買取は、信頼できる業者に任せたいと思う方が大半ではないでしょうか。

買取業者選びで失敗したくない方のために、おすすめの業者を5社厳選して紹介します。

  • バイセル
  • 福ちゃん
  • ザ・ゴールド
  • エコリング
  • リファスタ

自身の着物に合った業者を見つけて、満足のいく取引を目指しましょう。

バイセル

バイセルは買取実績が3,700万点以上と、業界トップクラスの買取数を誇るサービスです。

豊富な実績から着物の本当の価値を見極められるため、思い入れのある着物も安心して任せられます。

またバイセルでは、状態の悪い着物の査定にも対応していることが特徴です。

シミやシワ、汚れのある着物、証紙を紛失した着物、家紋付きの着物などでも無料で査定しています。

帯や和装小物も買取対象のため、着物以外の品物を現金化したい方にとっても大きなメリットとなるでしょう。

さらに、バイセルでは店舗買取のほか、出張買取や宅配買取にも対応しています。

少ない枚数でも自宅に来てくれるため、まずは気軽に無料相談をしてみるとよいでしょう。

福ちゃん

福ちゃんは、すべて無料で簡単に申し込みができる買取サービスです。

出張料や査定料、キャンセル料などは一切かからないため、気軽に着物の買取を依頼できます。

また専門の査定士が在籍しており、知識や経験が豊富なのはもちろんのこと、厳しいマナー研修も受けています。

そのため、高圧的な態度で不快になることもなく、気持ちよく安心して取引を進められるでしょう。

福ちゃんでの買取方法は、店舗買取、出張買取、宅配買取から自由に選択できます。

出張買取にはレディースプランがあり、すべて女性スタッフが対応するため、男性スタッフの訪問に抵抗がある方でも安心です。

ザ・ゴールド

ザ・ゴールドは、創業から62年以上と長い実績を誇る老舗の買取専門店です。

着物を取り扱ってきた豊富な経験と知識があり、価値を正確に評価できるため、買取が不安な方でも安心して任せられます。

またザ・ゴールドは販売ルートが幅広く、自社運営のリユース着物市場を設けている点も特徴です。

最高値で着物を流通でき、買取金額も最高値での提示が実現しているため、高額買取を目指しやすいでしょう。

さらにザ・ゴールドでは、ボランティア団体やリメイク作家に寄付する活動もおこなっています。

そのため、状態の悪い着物や帯などでも、無料での引き取りが可能です。

買い手のつかない着物や帯の破棄を考えている方は、一度ザ・ゴールドに相談してみてください。

エコリング

エコリングは、全国に250店舗以上を展開する大手買取ショップです。

買取方法は店舗買取、出張買取、宅配買取のほか、LINEでの無料査定にも対応しています。

着物の写真を撮影し、LINEで送るのみで買取価格を査定できるため、手軽に着物の価値をチェック可能です。

またエコリングには、買取業界での経験が長い鑑定士が多数在籍しています。

高額な買取価格の提示はもちろん、丁寧な接客も徹底しているため、安心して大切な着物を売却できます。

経験豊富な鑑定士に着物の査定を任せたい方は、エコリングがおすすめです。

リファスタ

リファスタは、着物専門のバイヤーが在籍している宅配型買取サービスです。

着物の適正価格を熟知したバイヤーにより、高額の宅配買取を実現しています。

着物の発送には宅配キットが無料でプレゼントされるうえ、最大5,000万円の配送補償(有料)も付いています。

無料でも100万円までの配送保険が付いてくることから、大切な着物も安心して送れるでしょう。

着物買取のからくりに関するよくある質問

最後に、着物買取のからくりに関するよくある質問を3つ紹介します。

着物買取に関して疑問や不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

高く売れる着物とは?

着物の買取価格は、着物自体の品質に大きく左右されることが特徴です。

高く売れる着物には、次のような特徴があります。

  • 作家物:有名な作家がデザインした着物
  • 時代物:江戸時代や明治時代のアンティーク着物
  • 友禅:京友禅、加賀友禅、東京友禅、十日町友禅など
  • 紬:大島紬、結城紬、黄八丈紬、塩沢紬、牛首紬など
  • 留袖:色留袖、黒留袖など
  • 未使用品:シミや汚れ、虫食いなどが少ない状態のよい着物

有名な作家やメーカーがデザインした着物は、基本的にノーブランドのものよりも高値が付きます。

加えて落款や証紙など、着物の価値を証明できるものが付いていると、信頼性が高く価格も上がるでしょう。

また着物の買取価格は、着物自体の品質のみでなく、市場ニーズによっても左右されます。

たとえば古典柄やモダン柄などの人気な柄、季節に合わせた着物、標準的なサイズの着物は需要が高く、高値が付きやすい傾向です。

上記の点を参考に、自身の着物にどれくらいの価値があるかチェックしてみてください。

買取できない着物もある?

すべての着物が買取の対象になるわけではありません。

次のような特徴がある着物は、買取できない可能性が高いといえます。

  • ポリエステルやウール素材
  • 大きなシミや汚れがある
  • 破損が激しい
  • カビや虫食いによって生地が傷んでいる
  • 匂いが強く残っている
  • 喪服着物

ポリエステルやウールなどの合成繊維で作られた着物は、シルク(絹)に比べて価値が低く、買取対象外となることが多いです。

価値が低い割に保管のコストがかかるため、買取業者は避ける傾向にあります。

また喪服着物には家紋が入っており、需要があまり高くないことから、基本的に買取の対象になりません。

しかし一部の業者では喪服着物の買取も対応しているため、事前にリサーチしておくことをおすすめします。

そのほか、大きなシミや汚れ、破損、生地の傷みなどがある着物は、再販が難しいことから、基本的に買取の対象外です。

ただし、軽い汚れや小さなシミであれば買取の対象となる場合もあるため、一度状態を確認してもらうとよいでしょう。

着物を高く売るコツは?

着物を高く売るためには、いくつかのコツがあります。

着物の高価買取を目指すコツは、主に次のとおりです。

  • 状態をよく保つ
  • 証紙も一緒に提出
  • 付属品をすべて揃えておく
  • 着物に特化した専門業者を選ぶ
  • 複数の業者に見積もりを依頼

大切なのは着物の状態を良く保ち、その価値を最大限に引き出すことです。

シミや汚れを落として清潔な状態にしたら、通気性のよい場所で保管しましょう。

保管の際は正しい折り方を意識し、着物の型崩れも防ぐことも大切です。

さらに帯や帯締め、帯揚げなどの付属品をすべて揃えておくと、より高値での売却が期待できます。

また着物に証紙がついている場合は、一緒に提出しましょう。着物の価値を証明できるものが付いていると、信頼性が高く価格も上がります。

まとめ

着物買取の背景には、複雑な「からくり」が存在しています。

着物買取は、期待するほど高く売れない場合が多く、想像以上に低い査定金額を提示された方も少なくありません。

また悪質な業者に騙され、トラブルに巻き込まれるケースもあるため、からくりを理解したうえで買取に出すことが大切です。

一方で着物買取は、日本の伝統文化を後世に繋げるためにも重要な役割を果たしています。

そのため、着物を手放すことに抵抗がある方も、一度専門業者に相談してみることをおすすめします。

複数の業者に見積もりを依頼し、大切な着物を安心して任せられる業者を見つけましょう。

<参考>
バイセル
福ちゃん
ザ・ゴールド

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